【Miki's Little Bookshop】ぴったりな選書をお届けするために

私が運営している洋書専門の選書サービス Miki's Little Bookshop では、お申込時にアンケートに回答いただいています。このアンケートを手がかりに、洋書を選書しています。

ぴったりな選書をご提案するために、私も日々たくさんの本に触れたり、アンケートを読み込んだりと努力をしています。でも、何より大切なのが、このアンケートでお客様からたくさん情報を頂くこと。

質問項目を細かく、多くすることも検討はしましたが、あえて今は最低限必要だと感じている情報のみに絞り、質問項目はシンプルにしています。
それは、私が頼りにしているのは予め決められた選択肢からのチョイス等ではなく、お申込してくださるお客様の「生の声」や「想い」だから。

どんな本がどんなふうに好きか、嫌いか
その本はいつ頃出会って、どんな気持ちで読んだのか
今まで英語でチャレンジしたことが、どんな時にうまくいったか、失敗したか...

たくさん「語って」いただいたお客様への選書の方が、私も納得の行く選書をお届けできたと手応えを感じます。

特に英語のレベルに関しては、時に難しすぎたり、簡単すぎたりと、なかなかピッタリを見つけるのが難しいのは事実。本当は実際にお会いして、「これはいかがですか」と実際に本の英語を読み比べながら、英語レベルを判断できたら良いのですが... 店舗がないオンラインのサービスだとそうはいかないので、ご本人に語っていただくしかありません。

例えば同じ英検2級でも、

語彙力に苦手意識があるのか
語彙は大丈夫だけれど長文読解で苦戦しているのか
長文読解の問題集を解くのは得意だけれど、英語の本を読むのは初めてなのか

その人の苦手だと感じるポイントや得意な分野によっても、おすすめしたい本の英語は変わってきます。

もちろん、いただいた情報から最大限、お客様のことを想像し、人となりや英語力、好きな本の傾向を検討し、本を選ぶのが私の役目です。いただいた情報を元に、私から自信をもっておすすめできる本を選んでいます。
でも、やはり本の好みや言語の悩みってとても繊細なバランスが必要なもの。言い訳に聞こえるかもしれませんが、100%気に入っていただける選書は、たとえよく知っている大親友や両親への本選びでもなかなか難しい。

この難しさを越えて、

ちょっと英語が難しかったけれど、普段読む本とジャンルが少し違うけれど、読んでよかった!
チャレンジしてよかった

そんなふうに思ってもらえたら良いなと思って選んでいます。

だからこそ、アンケートではご自身の気持ちをこれでもかーーー!というくらい、ぜひ記入欄から溢れてしまうくらい、たくさん教えてください。語ってください。
そして、そこからインスピレーションを得て選ばれた本との「出会い」を、アナログな、本との偶然の出会いとして楽しんでほしい。大手ネット企業のアルゴリズムを駆使して、過去に買った商品等の履歴から似たような商品を並べて「あなたへのおすすめ」的に紹介されるような提案とは違う経験として味わってもらえたら。

イメージは、書店員さんと盛り上がって、この前読んだ本についておしゃべりをしていて「たぶんこの本も好きですよ」って手渡される感じ。
本好きな友人から「この本おすすめ」と教えてもらう感じ。

「自分じゃ手に取らなかったかもしれない本だけど
聞いたことない本だけど
これは面白そう!読んでみようかな」って思う、そういう経験。

私が目指しているのは、そんなほっこりとした、あたたかい時間。

コンセプトにぴぴっときた方
想いがあふれるアンケートを通して、お客様との出会いを楽しみにお待ちしてます!

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