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いよわ/わたしは禁忌(レビュー)

隠れた名曲


今回はボカロP・いよわ氏の作品、「わたしは禁忌」をレビューする。
ファンの間でも人気の高い曲だ。
この作品は2019年に発表された。

それでは早速解説していこう。

粘っこいラブソング

「ストーカー」という言葉が一般に普及したのは有名なストーカー殺人が起こった数十年前のことだが、この曲にも一種ストーカー的な視点が用いられている。
そう、「幽霊」だ。
なんらかの要因で死んでしまった(であろう)女性が、恋人を守るという内容である。

鉛色の窓には 私の姿は映らない決まり

いよわ「わたしは禁忌」

鉛色の窓、とは恐らく鏡である。
鏡に映らないならば、この世のものではない。
そう、彼女はすでに、死んでいる_____。

音楽的要素

イントロでのピアノは非常に不安定なコードを用いている。
さらに、(イントロと同じようなフレーズの方の)間奏では、リズムをあえてずらし「気味の悪さ」を演出しており、ここにもテクニックを感じられる。
また、A,Bメロでは安定感ある進行とメロディーだがサビでは不安定さをこれでもかと見せつけており、さすがの一言である。

個人的感想

深夜に聴くとすごくトリップできるような…、そう、不思議な感覚になれる曲。
彼の曲の中ならこれが一番好きかも。


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