胸式呼吸で肺活量を増やそう!
胸式呼吸とは
胸を動かして行う呼吸法のことです。胸式呼吸は、肺の上部に空気を送り込むことで、肺の容量を増やすことができます。その他に胸式呼吸をすると、以下のような効果が期待できます。
・呼吸が深くなり、酸素の取り込みが増える
・肺や気管支の機能が向上し、風邪や喘息などの呼吸器系の病気に強くなる
・心臓にかかる負担が減り、血圧や心拍数が安定する
・自律神経のバランスが整い、ストレスや不安を軽減する
・声帯や喉の筋肉が柔らかくなり、発声や歌唱に有利になる
胸式呼吸のやり方
1. 背筋を伸ばして姿勢を正します
2. あごを軽く引き、目線は前に向けます
3. 次に、胸を張り、首の付け根を前に突き出すようにして、肺の上部に空気を溜めるイメージで、ゆっくりと鼻から息を吸い込んでいきます
3. 肺を縦にも横にも奥にもゆっくりと広げていきます
4. もうこれ以上 吸えないぐらいパンパンに吸ったら、数秒間ほど息を止めて酸素が全身に行き渡るのを感じましょう
5. 次に、肩を丸めて、胸をひっこめるようにして、口からゆっくりと息を吐き出します。肺の中の空気をしっかりと排出します
この動作を10回ほど繰り返します。
胸式呼吸は、朝起きたときや寝る前など、いつでも行うことができます。ただし、無理に胸を膨らませたりひっこめたりすると、逆効果になる場合もあります。気胸の経験がある人は痛みが出ることがあり危険ですので、控えたほうが良いでしょう。自分のペースでリラックスしながら行いましょう。
胸式呼吸は、腹式呼吸と比べて酸素消費量が多くなるため、運動時や息切れ時には向いていません。その場合は、お腹を動かして行う腹式呼吸をおすすめします。腹式呼吸は、肺の下部に空気を送り込むことで、肺活量を増やすことができます。
まとめ
以上が、肺活量を増やす胸式呼吸についてのまとめです。胸式呼吸は、日常生活で簡単に行える呼吸健康法です。肺活量だけでなく、全身の健康にも良い影響を与えます。ぜひ試してみてください。
参照リンク
(1) 【医師が解説!】肺活量を鍛える方法!肺活量エクササイズ
(2) 胸式呼吸のやり方や効果を知ろう!腹式呼吸との違いは ....
(3) 肺活量を増やすことが出来る呼吸法 | 腹式呼吸の正しいやり方 ....
(4) 息苦しさをやわらげる「呼吸リハビリ」 ちょっとしたコツ