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犬の散歩中にフランスの子供から「コロナウイルス」と呼ばれた友人の話。

前回のnote、『「新型ウイルス」とフランスでのアジア人に対する差別行為について』の中に登場した「子供から差別を受けた」私の友人のインスタ投稿が大きな反響を呼んでいるようなので、彼女の投稿を引用してここでご紹介したいと思います。



エイコちゃんはパリ在住20数年の日本人アーティスト。
「日本人から見たパリ、パリから見た日本」をテーマに、インスタグラム上にマンガを投稿しています。




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1: 昨日犬の散歩の時


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2:  7ー8歳の子供とすれ違った。その子は私を見ると


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3: 「コロナウイルス」と言った


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4: ってか・・・


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5:  黙れ .



4日前に投稿されたこのマンガにつけられた「いいね!」は現在1、370で 、今もいいねは増え続けています。
103のコメントは日本人からのものもありますが、マンガがフランス語のせいかフランス人のものが大多数で、フランス人のこの問題への関心の高さがうかがえます。

フランス人だって、みんながみんなアジア人に差別意識を持っているわけではありません。アジアの文化に興味を示し、アジアの人々の勤勉さや慎ましさをリスペクトしているフランス人も非常に多いのです。

また、「フランス人」というと金髪で目の青い白人さんと勝手にイメージしがちですが、フランスは移民が非常に多く、彼らの2世3世もフランスで生まれ育ち、大きくなっています。フランス生まれのアジア系フランス人も沢山いるし、そしてフランス人とアジア人のハーフでフランス国籍を持つ人々も結構います。

彼らはみんなフランスで生まれで、フランスの教育を受けて、フランス語が母国語で、国籍もちゃんとした「フランス人」なのに、それでも見た目がアジア系なので普段から差別を受けたりするのです。彼らの、それに対する日頃からの不満も溜まっているようです。


エイコちゃんのマンガをきっかけに、フランス人たちが真剣にアジア系に対する人種差別について討論するのはとても有意義で、非常に大切なことだと思います。


エイコちゃんの描くマンガは、エイコちゃん独特のシニカルでユーモアのある視点で、日仏文化の違いを的確に表現しています。よかったらお時間のある時に別のマンガも読んでみてくださいね。











ちなみに私もインスタやっていますのでよかったらフォローお願いします!




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大森美希 / パリ在住ファッションデザイナー
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