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パリのブロカントと蚤の市に行ってみよう

私はブロカント(Brocante)や蚤の市(Marché aux puces)によく行きます。

半分は仕事で、半分は趣味で行きます。

仕事では洋服を見ることが多いですが、趣味では、家具や食器、照明などのインテリアを見ることが多いです。また、古いレコードや古本、ガラクタや人形、アクセサリーなど、なんでも売っていて見るだけでワクワクするのがブロカントや蚤の市です。

週末、パリの通りを閉鎖して行われるブロカント


デザイナーはブロカントが大好き

ファッションデザイナーは、よくブロカントや蚤の市に行きます。デザインソース(インスピレーションの元)になる洋服やテキスタイル、バッグ、靴、アクセサリーを常に探しているからです。

私は、パリのバレンシアガ(Balenciaga)とランバン(Lanvin)とニナリッチ(Nina Ricci)、そしてニューヨークのコーチ(Coach)で、デザイナーとして働いていましたが、どのブランドにもデザインに必要なインスピレーションのリサーチのための予算があって、シーズンごとにインスピレーション源として、ヴィンテージや古着、そして写真集や書籍を買い込みます。

パリにオフィスがある場合はパリで、NYにオフィスがあった時にはNYで買い付けることがメインですが、時々ロンドンやLAまで足を運んだり、東京でランウェイショーがある時にはついでに東京でリサーチショッピングすることもあります。


ファッションデザインとは

ファッションデザインって、デザイナーの内なる所から、あるいは空からインスピレーションが降りてきて、ゼロからデザインされると思っている人が本当に沢山いるのですが、ゼロから洋服を作っているプロのデザイナーはほとんどいません。

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