10000語の英語が分かる、分解記憶法の話
「この単語、全っ然覚えられない!」
僕が英語を勉強していた時に、何回も遭遇した壁。なぜか英単語が暗記できないんです。
新しい単語を覚えると、前に覚えてた単語を忘れてしまうんですよ。結局、覚え直しの無限ループ。こんなことありません?
そんな状態から僕を解放してくれたのが分解記憶法です。
分解記憶法とは、「単語を分解し、それぞれの意味や語源を組み合わせて覚える」という学習法です。この分解記憶法を使うと、なんと10000語の意味が推測できるようになります!
僕が単語丸暗記から分割記憶法に切り替えたところ、TOEICの点数が200点上がり、単語学習が楽しくなりました!特に中級者以上の方には超オススメです。
今日は、分割記憶法とは何か、そのメリットや注意点についてもお話しします。
英語にも部首がある
分解記憶法は、漢字の部首で例えると分かりやすいです。
たとえば、さんずい。「氵」が付く漢字は、何に関する言葉だと推測できますか?
水に関わる言葉ですよね?海や池など。このように部首が分かれば、何に関する意味なのかが推測できます。
英語にも、部首っぽいものがあります。
漢字と同じく、部首が分かれば、
「多分これって、こういう意味なんだろうな〜」
と意味を推測できるようになります。
例えば、こんな感じ。
上の部首っぽいものを、英語では「接頭辞」「語根」と呼びます。それらの語源を組み合わせて覚えていきます。
分解記憶法のやり方
では分解記憶法のやり方を説明します。細かいことは気にせずに捉えてください。
STEP1:単語を分解する
今回使用するのは「company」という単語。まず company を分解しましょう。
company は「com」「pan」「y」の3つの言葉に分解できます。それぞれ意味は次の通り。
このように、分解すると、それぞれ単体での意味が分かります。
STEP2:単語の意味を組立てる
では、分解した単語の意味を組み立てましょう。「共に」「パン」「仲間」だけだと分かりません。
そこで、この3つの単語を想像しながら繋げてみましょう。すると、以下のように想像できますよね?
STEP3:組み立てた言葉から推測する
最後、組み立てた言葉から意味を推測しましょう。
共にパンを食べる仲間が場所といえば、、合コン!
・・・
じゃなくて「会社」と推測できますよね?失礼。よって、こう転換できます。
「company = 会社」と単語をそのまま覚えるより、納得して理解できませんか?このように、「分割→組立→推測」して単語を覚えていくのが、分解記憶法です。
分解記憶法のメリットと注意点
次に、分解記憶法のメリットを2つお話しします。
①初めて見る単語も推測できる
分解記憶法の1番のメリットは単語の意味を推測できるようになる点です。
TOEIC等で英文を読んでたら知らない単語なんて、しょっちゅう出てきます。でも文脈から推測するのには、限界がある。
分割記憶法で一つの単語を覚えれば、数十の単語を関連付けて覚えることができます。そのため単語の意味さえ推測できれば、単語自体を知らなくても切り抜けられる可能性が高くなります。
②大人の脳に優しい覚え方である
僕はポケモン金銀世代なんですが、当時は251匹全てのポケモンの名前を余裕で暗記してました。そんな時期なかったですか?
子供の脳は丸暗記する力が高いんですが、歳を取るにつれて劣化します。その代わりに大人の脳は、「ものごとを関連付けて理解すると記憶に定着する性質」を持つようになります。
分解記憶法は、単語をただ丸暗記をするのではなく、既にある知識と関連付けて覚える手法です。まさに大人の脳に優しい学習法と言えますね!
完全初心者には向いていない
分解記憶法は、中学レベルの語彙力があることを前提としています。
すでに知っている言葉と関連づけて覚える手法なので、知っている言葉が少ないと機能しません。よって語彙力がない段階で使うと、逆に覚えることが増えてしまいます。そのため、初心者には向かないのが注意点です。
より詳しく知りたい方へ
今回は、分解記憶法についてお話ししました。
遠回りの学習法に見えますが、単語を芋づる式に覚えることができ、かなり効率的です!もし単語学習に悩んでいたら、ぜひ分解記憶法を試してみてください!
より詳しく記載されているサイトのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。どの単語を覚えればいいかも書かれていますよ。
よろしければ、スキや、フォローいただけると幸いです!
ご覧いただき、ありがとうございました!😊
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