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古いシステムの再構築(続編)

タイミングよく、ニュースリリースが出ていたので、そちらの話題を。

富士通って、たしかnifty Cloudを推してた時期があったような。まあ、最近の富士通さんの提案ってAWS推しではあるのですが、データセンター事業は、あきらめたのでしょうか。

というのはおいといて。

レガシーシステムの移行ですが、富士通・日立は、メインフレームの販売元というのもあったので、私が取引先から相談されている数百倍の相談が来ていることとは思います。

この記事の中で、私が注目したのは、メインフレームを置き換えるのは下記の3つ
リビルド ‐ いわゆる再構築
リライト ‐ 同じ機能を近代的なプログラム言語で書き換え
リホスト ‐ 従来のプログラム言語を使って、動作機器を最新化

1週間前の記事で、リホストは、先がなくなるのでNGという話をしました。

今回の富士通とAWSとの提携も、リライトを推していることから機器を最新化するとともに、プログラム言語も近代的(Javaが近代的というのは、見方によっては違いますが、ここではCOBOL, PL/1との比較で)なものにしようというアプローチです。

確かに、リビルドはすでにカスタムメイドで作られている大規模システムと同じ機能を求めると工数・コストがかかりますので、リライトというのは現実的なソリューションです。

さらにこちらの資料を見ると、DXを考えると、リビルドが必要と記載してます。

ここで、リビルト・リライト・リホストの判断は、①業務・資産の可視化をどう考えるかで、どのアプローチを使って再構築を行ったらよいかが記載してあります。これは私も賛成で、まずは現行システムの機能が支援している業務の将来も考えて、システムがどうあるべきか?を考えるのが良いと思います。

それは、外部のシステム会社は支援はできますが、決断するのはユーザ企業の事業担当者・情報システム担当者になります。自社の業務の将来を検討し、今後、業務・事業に変化が起きうるのか?を考えつつ、外部協力会社さんと相談して進めるのがよいかと思います。

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