見出し画像

【ヨガ】南インド シヴァナンダ ヨガアシュラムに2週間滞在した話

2024年9月

3週間のアーユルヴェーダ治療のあと、ヨガアシュラムに2週間滞在しました。


グルバユールから電車で6時間。

Sleeping seat
3段ベッドになっていました

はじめてのインドの電車にやや緊張。
夜中に出発して朝到着予定なので、起きられるか心配していたのですが、
なんと近くの席の乗客が、降りる駅が近くなったら教えてくれると!
優しい…
この電車、駅に着いてもアナウンス等がありませんでした。

無事トリバンドラムで下車し、近くのお寺を観光。

ちょうどオーナムフェスティバルで賑わっていました。

Sree Padmanabhaswamy Temple


Uberでタクシーを配車しましたが、見つからず。
仕方なく、声を掛けられたトゥクトゥクでアシュラムに向かいました。
1時間以上トゥクトゥクで揺られ、疲れました。
インドの道路は舗装が悪く、凸凹なところが多いです。


私が滞在したアシュラムは
Sivananda Ashram, Neyyar Dam


シヴァナンダヨガは世界にトレーニングセンターがある有名な組織だそうです。

チェックイン。
私は今回シングルルームを選びました。
1人部屋で、バスルームは共有でした。
値段は20ドル/日。

食事用のトレー、コップ、お椀と
シーツ、枕を受け取り、部屋へ案内されます。

シングルルームはエアコンなし。
私の滞在した9月はエアコンが必要ない気候でした。


アシュラム生活のついて

5時20分に起床のベルがなります。

・6時からサットサンガ(Satsangah)という集まりがあり、私はその会場準備をする仕事を与えられたため、5時半にホールに行かなければなりませんでした。
夜明け前でまだ暗いです。

朝のサットサンガの準備

アシュラムでは、滞在者に仕事が与えられます。配膳する人や、カフェを手伝う人もいました。

サットサンガではホールに皆が集まり、瞑想(meditation)と詠唱(chanting)を行い、お話を聞いたり連絡事項が伝えられました。

瞑想はガイドを聞いたあと、20分ほど行います。
その後、マントラを歌うようにみんなで唱える詠唱。
お話では、私の滞在中はゲストの方によるサンスクリット語のマントラの解説が聞けました。
サットサンガは1時間半ほどで終わります。

朝のサットサンガの代わりに、サイレントウォークをする日もありました。
1時間半ほど黙って散歩をします。
近くにニーヤーダム(Neyyar Dam)という湖があり、湖畔まで行くとそこで詠唱をして帰ってきました。

ニーヤーダム
Neyyar dam

・7時半にティータイムがあり、紅茶と甘いものが頂けます。

Tea time
Tea time
Tea time


・8時からヨガクラスが2時間。
初級と中級に分かれています。

ヨガクラスは、まるで唄を歌うようなガイドと、癖の強い英語が特徴的でした。
パワフルなインストラクターが多かったです。
ポーズの間にシャバーサナ(屍のポーズ)が入り、休みながらできるため2時間のクラスですが、つらくはないです。

・10時ブランチ
食堂でみんなで頂きます。
ゴザに座り、黙食。

完全菜食ですが、非常に美味しかったです。
美味し過ぎて、食べすぎてしまいます。
食事のトレーは個人管理で、自分で洗います。

・11時カルマヨガ
カルマヨガとは日常の生活の中で行うヨガで、私は自分の滞在していた施設内の掃除を行いました。

・12時から指導の時間。
日替わりで瞑想と詠唱の指導が受けられます。
(meditation coaching, chating coaching)

私は瞑想の指導で瞑想の説明とやり方を聞きました。

・12時半からヨガポーズの指導の時間。
(Asana coaching)
ヨガクラスでは人が多いので、個人的なポーズの指導まで受けられませんが、ここで個人指導を受けられます。
ピーコックポーズやスコーピオンポーズ、開脚など、今まで出来なかったポーズが上達しました。
指導が上手で、どんな準備の動きが必要か、細かい体の動かし方など個人に合わせてアドバイスしてくれます。

さすがにこのポーズは出来ませんでした

・13時半ティータイム
紅茶とフルーツが頂けます。

・14時からはレクチャーの時間。
哲学を教えてくれるそうですが、私は自分の英語力が不安だったので参加しませんでした。
今思うと、一度は受けておけば良かったです。

・15時半から中級のヨガクラス
・16時からは初級のヨガクラス

・18時夕食。黙食。

・20時サットサンガ。
朝のサットサンガと同じように瞑想と詠唱行います。

金曜日は特別で、19時半から敷地内のお寺でサットサンガを始めます。よりエネルギッシュな詠唱でした。

土曜日も特別で、サットサンガの後にタレントショーという、滞在者が芸を披露する時間があります。私も何か披露してくれと言われましたが、シャイなので断りました。歌やダンスの披露が多かったです。

22時消灯。


鼻ヨガの指導を受けることも出来ました。
アシュラム内のブティックで
ネティポット(Neti pot)とネティスートラ(Neti sutra)を購入します。

ネティ ポットとネティ スートラ

ネティポットはアラジンの魔法のランプみたいな形で、いわゆる鼻うがいに使います。日本でも鼻うがいを行っている人は多いと思います。特に苦しさはなく、スッキリします。
毎日行ってもよいそうです。

ネティスートラは、細いゴムのチューブで医療用カテーテルと同じ感じでした。
このチューブを鼻の穴から入れて、口から出すのですが、なかなかハードでした。
チューブをどんどん入れていくと、喉の奥に当たる感覚がありますので、口から指を入れてチューブの先を掴み引っ張り出します。
嘔吐反射と恐怖心とで、なかなか成功しなかったのですが、熱心な指導を受け、成功しました。
コツは、吐いてもいいと思うことと、喉の奥まで指を突っ込む勇気でした。
実際、私は少し吐きました。
しかしながら、終わったあとは爽快感と達成感でしばらく心地よく過ごしました。
ネティスートラについては週に1回のペースがオススメとのこと。

毎日2回づつヨガと瞑想と詠唱を行い、指導も受けてとスケジュールは詰め積めです。
全て参加しなければならない訳ではないですが、ヨガとサットサンガは毎日1回づつは参加するようにとのこと。

その他アシュラム内でのルールがいくつかあり、

衣服は袖ありで、身体の線が出るピッタリした服はダメです。ズボンは、足を挙げてもふくらはぎまでカバーされているもの。露出が多いと注意を受けます。

男女のハグやキスも公ではダメです。

また生理中の女性は、お寺を避けなければならないという注意書きもありました。

開店時間は短いですが、ブティックやカフェもあります。
洗濯機は無いので手洗いか、有料のランドリーサービスが使えます。


基本的にアシュラムの外へ出ることは出来ませんが、金曜日は外へ出掛けることが出来、門限は18時です。
私はカリカッドという近くの町までトゥクトゥクで行きスーパーマーケットで買い物したり、ビーチの方まで行って観光をしたりしました。

プーバー
Poovar

滞在者はインド人だけでなく、色々な国から人々が集まっており友達ができたのも嬉しかったです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?