アーユルヴェーダ体験記mikiko

南インド、ケララにあるグルバユール(Guruvayur)という町でインドの伝統医学アー…

アーユルヴェーダ体験記mikiko

南インド、ケララにあるグルバユール(Guruvayur)という町でインドの伝統医学アーユルヴェーダの病院に入院してきました

最近の記事

瞑想で大切なことは?

インド アーユルヴェーダDrに瞑想について聞いてみました。 瞑想で大切なことは 体に耳を傾け、呼吸に集中すること それに尽きるそうです 複雑にしない 知性的な瞑想は瞑想ではない 考えるのでない、聞くのである ただ、からだに耳を傾け、 からだがなにを伝えているのか聞く とても単純 複雑にしてはならない

    • 【アーユルヴェーダDrに聞いてみた】コロナの後遺症にアーユルヴェーダが効く!

      南インド アーユルヴェーダDrに新型コロナウイルスについて聞いてみました。 アーユルヴェーダは緊急時の対応はできないが、それ以外は対応できると。 実際に、コロナ発症患者をアーユルヴェーダで治療したケースでは、食事を減らし、アーユルヴェーダの薬を使用することで、合併症はほどんどなく治療できたそう。 食事がポイントらしい。 例えば、西洋医学では治療と共にタンパク質たっぷりのリッチな食事を提供するが、 治療中にリッチな食事は良くないとのこと。 治療中は食事を減らすことが重

      • 【アーユルヴェーダDrに聞いてみた】食後にフルーツを食べると胃の中で腐る?!

        今回は果物を食べるタイミングについて 南インド アーユルヴェーダDrに聞いてみました。 私たちは食後のデザートとして果物を頂くことがしばしばあります。 しかし、アーユルヴェーダでは果物は食前に食べることを薦めています。 なんと、 食後に果物を食べると 胃の中で腐ってしまうと。 果物は消化が早いのだが、胃の中で食事と混ざってしまうと消化の遅い食事が邪魔をして、果物は胃を通過できず、胃の中に留まってしまう。 長い時間胃の中に留まると果物は酸を作る、つまり腐敗してしまうと

        • 【アーユルヴェーダDrに聞いてみた】アーユルヴェーダで がんの薬物治療ができる!

          南インドアーユルヴェーダDrにがん治療について聞いてみました。 アーユルヴェーダの薬には水銀や鉛、ヒ素など重金属を含むものが多くあるそうです。 重金属は中毒を起こす危険がありますが、アーユルヴェーダではそれぞれの重金属に合わせた方法で精製することで、安全に使用できるとのこと。 この精製の過程が、安全に使用するために大事なのだそうです。 重金属は単体での使用ではなく、他の薬と混ざることで効果を発揮するそうです。 西洋医学でいう化学療法のような感じで、物質自体は危険ですが

          南インドアーユルヴェーダDrに聞いてみた おすすめの本(アーユルヴェーダ初心者)

          日本ではアーユルヴェーダの専門書を手に入れるのが難しいです。 アーユルヴェーダの伝統的な知識を得るには、南インドのケララ州で使われれいるマラヤーラム語で書かれた古典書が一番正確な情報だそうです。または、その隣のタミル語。 やはり、アーユルヴェーダについてはインド人の著した書籍がベターとのこと。 しかしこれらの言語、もちろん日本人の私たちにはなかなか解読できません。 アーユルヴェーダに関する書籍は英語圏でも沢山ありますが、多くがアーユルヴェーダの伝統的な情報を正確に示し

          南インドアーユルヴェーダDrに聞いてみた おすすめの本(アーユルヴェーダ初心者)

          インドのイケメンモテモテ神様 クリシュナの生誕祭

          2024年8月26日 インドでは ヒンドゥー教の神様のひとり、クリシュナの生誕祭が行われていました。 クリシュナはヒンドゥー教の三大神のひとりヴィシュヌの第8の化身で、勇敢でイケメンな美男子。 とても人気のある神様のようで、盛大にお祝いされていました。 町を練り歩くパレード。 赤ちゃんがクリシュナの格好をしてお寺に来ており、 ベビークリシュナに沢山会えました。

          インドのイケメンモテモテ神様 クリシュナの生誕祭

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ ナセア(Nasya:経鼻法)点鼻薬の話

          今回は…… パンチャカルマ 5つの治療のうちのひとつ ナセア(Nasya:経鼻法)の話。 ヴァマナ(Vamana:催吐法) ヴィレーチャナ(Virechana:催下法) ナセア(Nasya:経鼻法) ヴァスティ(Vasti:経腸法) ラクタモークシャナ(Raktamokshana:瀉血法) 私はナセアを5日間行いました。 仰向けに寝た状態で、温タオルの蒸気を顔面に当てられます。 その後、オイルを鼻の穴から点していくのですが、最初は6滴から始まり、最終的には12滴ま

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ ナセア(Nasya:経鼻法)点鼻薬の話

          南インドケララ州で行われる盛大なお祝い オーナム祭り

          マラヤーラム語はケララ州で使われているインドの公用語のひとつです。 オーナムフェスティバルは、ケララ州中がお祝いする収穫祭です。マラヤーラムカレンダーで8月から9月頃に10日間行われます。 宗教など関係なく、ケララのすべての人々がお祝いするそうです。 HAPPY ONAM 2024年は9月4~15日にお祭りが開催されました。ちょうど私のインド滞在にかぶり、お祭りを体験することができました。 オーナムという床につくった花の装飾が特徴的です。 このオーナムは10日間毎日変

          南インドケララ州で行われる盛大なお祝い オーナム祭り

          【アーユルヴェーダDrに聞いてみた】脳機能障害には点鼻薬が効く?!

          アーユルヴェーダDrに脳機能障害の治療について聞いてみました。 パンチャカルマ5つの治療のうちのひとつ ナセア(Nasya:経鼻法)は、 鼻から薬剤を入れる治療、いわゆる点鼻薬です。 例えば、 副鼻腔炎のような鼻回りの不調を抱えている場合は、液体の薬を点鼻して症状の改善を図るそうです。 液体の薬は局所的な作用を持つとのこと。 一方、ギーという油を点鼻することもあります。 ギーは組織の深部まで入り込む性質があり、脳や脊髄に作用するようです。 油が脳に到達するわけではない

          【アーユルヴェーダDrに聞いてみた】脳機能障害には点鼻薬が効く?!

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ バスティ(Vasti:経腸法) 浣腸の話

          今回は….. パンチャカルマ(5つの治療)の治療のうちのひとつ バスティ(Vasti:経腸法)の話。 ヴァマナ(Vamana:催吐法) ヴィレーチャナ(Virechana:催下法) ナセア(Nasya:経鼻法) ヴァスティ(Vasti:経腸法) ラクタモークシャナ(Raktamokshana:瀉血法) 私は23日間の入院で8日間ヴァスティを行いました。 いわゆる浣腸です。 スモール浣腸とビック浣腸があり、 スモールを5回、ビックを3回交互に経験しました。 スモ

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ バスティ(Vasti:経腸法) 浣腸の話

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ 前処置 200mlの油を飲んだ話

          西洋医学は症状にアプローチして、即効性のある治療をが可能です。 例えば頭痛があれば頭痛薬、胃痛があれば胃薬を内服し症状はすぐに良くなります。 すぐに症状から解放されるので、満足度も高いです。 また緊急時の対応にも西洋医学は強く、救命には西洋医学が欠かせません。 一方、アーユルヴェーダは症状ではなくその原因にアプローチします。 西洋医学の対症療法に対し、アーユルヴェーダは根本治療を行う医学です。 アーユルヴェーダは緊急時の対応には向いていません。 また即効性のある治療も望めま

          【アーユルヴェーダ】パンチャカルマ 前処置 200mlの油を飲んだ話

          アーユルヴェーダホスピタル Ayurtodayの紹介(南インド ケララ)

          私が入院したアーユルヴェーダ施設は、南インドのケララにあるグルバユール(Guruvayur)という町にあるAyurtodayという病院です。 院長はDrシャンカール(Dr.shankal)。 妻もアーユルヴェーダの医師でご夫婦でやられています。 施設はシャンカールdrの父親が設立したもので、ご両親も同じく夫婦でアーユルヴェーダ医師だったそうです。 設立して40年ほど経っているそうで、建物はとても古い印象です。部屋数も多くなく、最大でも20人ほどしか受け入れていないようです

          アーユルヴェーダホスピタル Ayurtodayの紹介(南インド ケララ)

          インドの伝統医学アーユルヴェーダの浄化療法:パンチャカルマ

          アーユルヴェーダといえば、 パンチャカルマ(Panchakarma) パンチャカルマとは、 身体の深部から浄化する浄化療法です。 完全なパンチャカルマを行うには長い過程を要するため、最低でも45日間必要になるそうです。 パンチャは5つを意味し、 カルマはアーユルヴェーダでは治療を意味します。 (カルマという言葉は多方面で使われており、例えばサンスクリット語では、行為を意味します。) パンチャカルマは5つの治療という意味になります。 以下に示します。 ヴァマナ(Vam

          インドの伝統医学アーユルヴェーダの浄化療法:パンチャカルマ

          私が選んだ治療はインドの伝統医学アーユルヴェーダ

          noteを書くにあたり、私の事について…. 私は看護師として東京の総合病院で働いていました。 病棟勤務で、月に4~6回夜勤(16時~翌9時)をしていました。 看護師になったのは28歳。 看護の仕事が好きで夢中で学び、働きました。 看護師5年目の33歳の時、 体調の悪化を自覚し始めました。 夜勤の疲れがとれず、慢性疲労を抱えていました。 免疫力の低下から膣カンジダを繰り返し、微熱と身体の痛みのため鎮痛剤を常用しなければ仕事に行くことが出来ない状態でした。 仕事前にエ

          私が選んだ治療はインドの伝統医学アーユルヴェーダ