子会社化のデメリット

ウチの会社は、子会社を持っている。
いつだったか10年から20年前に、本体から分離する形で何社かつくった。

理由は当時の経営判断であり本当のところは知らない。組織改編のときにはいくらかの説明の文書はまわってくる。その地域の地元企業の対応のためとかなんとか。

で、私個人の考えだが、今になって(☆)会社を分けたデメリットが顕在化してきていると思っている。

小回りが効かない

親会社と子会社なので、上下関係がある。
これは特に疑う余地はないと思う。

…まあ、親会社のほうがエライってこと。
そうすると、管理が親会社で、動きまわる方が子会社。

ウチはシステム開発が仕事なので、親会社には企画やプロジェクトマネジメント要員がいるけど、実際作る要員は子会社を含む他社だよりになる。

それを狙って意図して子会社化をやった。
予定どおり。

古き良き昔は良かった。(☆)

ITの世界は新しい技術がどんどん出てくる。
技術が進むと一人で出きることが増える。
年々。

最近は世間の動きそのものが早くなっていっている。年々。

ウチの仕事のシステム開発もじっくりしっかり作っていては追い付かない…

仕事の体制は数社から多いと10社以上で構成する。
会社を跨ぐと手間が格段に増える。
距離があるとかだけでなくて、法律的に縛られることが増える。

少し横路にそれると「内製化」って聞いたことがあるだろうか。ウチのようなシステム開発会社からみて顧客が自身でシステム開発することだ。
これは、ここまで話してたことが、ひとつの理由。外部に頼むと手間が増えてスピード感が落ちる。

で、ウチの本体と子会社も他社で、コンプライアンスを守るので、手間はかなりかかる。

これがここで言いたかったデメリット。

同じ会社内でやってるよりも、手間や時間がかかる。どうしても遅くなる。

☆を2ヶ所つけてます。今振り返ってみてという雰囲気で話してますが…本音はそうではなく、「あーあ先見の明がないな経営層は。早まったな。」です。
私個人は当時から反対意見でした。経営層からみたら若造でしたから、知らない間に結果を知った…。
当時思っていたデメリットが目に見えてきた。

DXとかアジャイルとか内製化とか、そういう言葉がバズる度に、少し残念な気持ちになる。

まあ、法律から改善の余地があるし、ウチの会社だけでは難しいところもあるにはある。

でもね、アジリティあげないとね。

今日はこの辺で。

※あくまでも個人の見解です。所属する企業とは関係ありません。
※事例をそのまま書くことはありません。複数の体験を組み合わせたり組み替えたりして創作したお話を書きます。

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