見出し画像

上級コース(CTI)に参加を決めるまでの 長きにわたる葛藤

過去に感じていた想いや気持ち、意外とすぐに忘れてしまう。

コーチングのCTI上級コースへの参加を決めましたが、それを決めるまでの葛藤の記録として、このnoteを残しておきます。

私は決断は早い方、悩んでいるのが嫌で行動したくなる方です。
でも今回は決断するまでに半年以上かかり、自分の中では長い方ではあります。

「何か一歩を踏み出したいけれど躊躇している」という方にも、それとどう対峙するのかの、何か参考になるものがあれば嬉しいです。長いです!


◆育休に入るまで

育休に入る前からなんとなく芽生えていた、上級コースに進んでCPCCを取得したい気持ち。

少しずつ実践をしてきたけれど、まだまだ足りない。
もっと実践を積んでいきたいし、「自分のものにしたい」。

ただ育休中にリアルにそれを考えたときに、子どもを保育園で預ける時間はない。ずっと0歳児と一緒。預かり保育を利用することはできそうだが。なんとかはなるだろうけど、本当になんとかなるのか?やっていける?

もし参加するなら、”育休中にコースを受け切らないといけない”という思い込みもありつつ、半年間のコースを受けきるためには、参加時期は春先までには決断しなきゃな・・・と謎に焦る気持ちも。

◆コーチングセッションで、参加したい「けど・・・」を深く見てみる

次女が生まれて2ヶ月が経った頃(1月上旬)、マイコーチとのコーチングセッションで、上級コースへ行きたい気持ちはあるが、でも心理的なハードルがある。この自分自身を止めるような現状維持的な思考や気持ちを”サボタージュ”とコーチング用語で言いますが、「このサボタージュを全部出してみたい。出した先に何があるか?」ということをテーマにお願いしました。

その頃、出てきたサボタージュは「時間」「家族」「育休中」の3大サボさんたち。

①「時間」
上級コースに進むと一定の時間の確保が必要で、宿題もある。育児もある中で、自分に余裕がなくならないか?本当に回していけるのか?
②「家族」
家族との時間が減るのではないか、私に余裕がなくなると夫や子どもにも影響がある、それを恐れている。
③「育休中」
育休中なんだから育児に専念しないといけないのでは、という思考。何か世間の目を気にしたような。

そのサボに、コーチングで深める中で、自分が囚われていた思い込みに気が付きながらそれを少しずつ手放し、でもまだ解消されていないところは、アクションに移してみよう、ということで、じわじわ向き合っていきます。

一方で、改めて、上級コースを受けることへの”期待”は、「自分のBeingがもっと、自然体、ナチュラル、自由に、無意識に、なめらかに、ということを求めている」ということもハッキリしました。そこを目指したい。

◆アクションを小分けにして、少しずつ進めていく

コーチング中&その後に整理したアクション(行動計画)は、

・育休中に上級コースに参加された方に話を聞く(マイコーチに繋いでいただきました。マイコーチにもその方にも感謝です)
・そもそもで上級コースの詳細をちゃんと見る(そこからですw)
→具体的にいつどれくらいの時間が必要で、何のリソースがいるかを考えて整理してみる
・そもそもCPCCとPCCとはなんぞやで理解する
・夫と話してみる(家族の協力が不可欠)
・同じく上級コースに進もうと思われている方に連絡して話を聞く(クライアントの募集方法や心境など)
・一旦申込金の8万円を振込みする(コーチから提案してもらったアクション、パワフルでした!)
・CTIに相談・質問してみる(不明点、育休中の事例)

たくさん出てきました。笑

ぼんやり”参加したいけど〜・・・”の状態から、気持ちとアクションが細分化され、数カ月かけながらも進めていくことになります。動きが出てきました。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

アクションを経ての、サボへの変化は

①時間 : 1週間に必要な時間数を割り出しことで冷静になり、イメージが持ちやすくなった。
②家族 : ①のイメージをもとに”この時間数だとどう?”と夫に相談。夫は予想以上に背中を押してくれた(!)
③育休中 :「真面目に考えすぎなのではないか」といい意味で言ってもらった事もあり、思い込みが溶けた。

が起こりました。


◆細々と気になることを 体験談を聞きながら解消

細々気になることは、たっくさん湧いてきます。(とめどない!笑)

「料金(決して安くない)」
「実際に時間をどうやりくりするか」「体力持つか」
「育休中にコースを受け切らないといけないのではという焦り」
「子どもに対しての謎の罪悪感」などなど。

それらについては、上級コース卒業の先輩方数名に体験談をリアルにお聞かせ頂いた事で、解消していきました。(本当にありがたいです!

また先輩の体験談を聞くうちに、サボに向き合う重い気持ちもあるけれど、上級コース中やその後の世界観を共有していただいて、ワクワクするな、いいな、、と、本心でそちらに吸い寄せられていくような感じもありました♪

時間のやりくりについては、夫に相談しつつやるしかない!笑
0歳児の月齢が経過して生後5~6ヶ月頃になってくると、徐々にリズムができて、これだったらなんとかなる?と思えてきたこともあります。


◆参加への焦り&自分の動きが 急にストップした出来事も

ただ、次女が3ヶ月になった頃に、この私の動きが完全にストップする出来事も起きました。

次女に心臓の病気が見つかり、1ヶ月間の入院、その間の大手術、というような出来事も起きました。幸い、手術は成功して、無事退院でき、今はすくすく元気に過ごしてくれています。

この時、私の優先順位の一番は”家族”だと心底分かりました。

術後3ヶ月間は1割の確率で再手術が必要になる可能性があると言われ、3ヶ月間は少なくとも、上級コース参加を見送ろうと思いました。やはり次女の心配が大きく、自分の心がここにあらずで集中しきれない状態での参加は難しい。

せっかく参加するなら、自分がしっかり受け取れる状態で、実りある時間にしていきたい。

そこからは、一旦今できることをできる範囲で。
・クライアント5名集めることへの道のり
・応用コース卒業してから1年が経ちブランクもあるので、実践数を増やすこと
を進めていくことにしました。


◆私を再び後押ししてくれた出来事も

次女が退院して2週間後、ひょんなきっかけで、クライアントさんができました。(それまではゼロです)

以前、コーチングの練習に付き合ってくれていた方が、コーチを探しているとのことで連絡をくれ、私とのコーチングを受けて下さることになったのです。(!)

すごいタイミングすぎる。
この出来事に、私は励まされ、背中を押してもらうことになります。

◆それでもまだまだ腰は重い(汗)

そこから向きあったサボタージュたちは
④発信していくことに抵抗があること
→他note記事で軌跡は読み取っていただけるかと・・・笑
⑤クライアント5名も集まるのか?(無理じゃないか・・・?)
→まだまだサボが重い!上級コースに申し込めるのか私!
といったものも。

何度も上級コースに関するテーマでコーチングしてもらいました。

◆参加申込への”捉え方(マインド)”の変化

とあるマイコーチとのセッションで、
私は上級コースに参加することを「バンジージャンプを跳ぶ前の状態」のようだと感じている、と自己認識したんですね。
で、話しているうちに、そうじゃなくって「サーフィンの波乗りのように、いい波に乗るのを待っている状態」で、上級コースの参加を考えよう、ってなったんです。
そうしたら一気に気持ちが楽になりました。

もちろん得体の知らないところに飛び込む、バンジージャンプのような怖さ(笑)はあるけれど、私はそのコースへの参加を楽しみにしている。そのプロセスを楽しみたい。それが楽しめるタイミングを窺っているんだ。「いまだ!」と参加できるタイミングで私はきっと申し込むことができる!

心配していた次女の術後3ヶ月間も無事に経過(もう本当に感謝感謝でしかないです)。生後6~7ヶ月になった次女は睡眠のリズムもできてきて、ただ、まだ感染症や風邪が心配ではあるので預かり保育等の利用はできるだけしたくない、という自分の気持ちは大事にしながら、家族の理解も得ながら、「明日申し込みするわ!」と夫に宣言しました。笑

そこから何とか申し込みに至りました!

あ〜〜〜長かった!書いてても長いわ!!!(笑)


◆そこからもまだ簡単ではない道のり

申込時点でクライアントは2名。
後の3名をコース開始までに見つけていくこと。

もう無理かも知れん、やばい、大丈夫かな、という焦りが何度か襲いました(笑)でも、自分がコーチングをしたいのは何故なのか、どんな人に届けたいのか、何故上級に行きたいのか、どうやって人に伝えていくのか、声をかけていくのか、など、行ったり来たり何度も考えながら今に至ります。
(今もその途中です)


◆この振り返りを描いてみての気づき

きっと上級コースが始まると、新しいことに直面するから、このウロウロしていた葛藤が大きかった私をきっと忘れる(笑)と思って、残しておきたくなりましたが、

まとめてみると、こんなにも悩んであっちこっちに走っていた自分が愛おしくなりました(笑)大変な状況もあった中でも、色々考えながら、色々とアクションに移しながら、でも今も大事にしながらここまできたよなぁ。

道のりはまだまだ続いていて、”しなやかさもあるようで強い自分の想い”を
もっと深く知りたい、確固たるものにしていきたいなと思う自分がいます。

また、クライアントさんとコーチングをさせてもらう時間は、私にとって、その方の魅力や個性や可能性、その方の内側にある力強さを感じさせてもらうことのできる、豊かな時間です。

コーチングの学びの途中にいるので、もっとこういう関わりが良かったかも?と、後からの反省は沢山あるのですが・・・^^

一緒に大事な内側を探求をさせてもらう時間を過ごさせてもらっていること、そして私の学びのプロセスにも伴走していただいていること、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。


◆記録を残しておきたくなった理由

ここまで読んでくださった方、すごいです!!ありがとうございます。
最後に付け加えます。

最近偶然見たNHKの番組「こころの時代」で、ヴィクトール・フランクルの考え方に出会いました。彼はホロコーストを経験し、多くの死に直面し、生きる意味を考え、ロゴセラピーというものを提唱しています。「夜と霧」の著者です。

その番組の中で紹介されていた彼の考えの一つに
人生は砂時計のようなもの。上が未来、下が過去、砂が通り抜ける細くなっているところが現在。上の方には未来の可能性がたくさん詰まっていて、どんな砂つぶを今通すのか、どんなBeing(あり方)で今を生きるのか、それが下の過去の形になっていく。下の砂の山は凝固剤があるかのように形は変わらない。生きた事実はその山として残っていく。

どんな砂つぶを通していくのかの今が大事。
1日1日を大事に、今日はどんな日だった、どう生きた、を大切に過ごしていくことの意味。

ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある (4)人生という「砂時計」

初回放送日:2024年7月21日

人はいつか必ず死ぬ。それならば、生きることには何の意味があるのか?精神科医ヴィクトール・フランクルが生涯をかけて探求した「生」と「死」の問題を考える。 ヴィクトール・フランクルはナチスの収容所で家族や数多くの仲間たちを失った。彼らの人生とは何だったのか?絶望の淵で考え続け、一つの答えにたどりつく。「たとえ誰にも知られることなく生涯を終えたとしても、その人が生きた事実は決してなくならない。人間の過去はすべて永遠に保存されるのだ」と。だからこそ、今この一瞬一瞬を大切に生きなければならない。フランクルの「祈り」のような独自の死生観をひもといていく。

NHK HP (https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/9QVNX43WXW/


どんな風に今を生きたのかの記録。
私がこの葛藤してきた過去の時間も、砂時計の山として保存されているでしょう^^

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?