【ルッツ 海に生きる】をみて感じたこと
綺麗な文にはなっていないですが
ひとまず今日の感想は今日のうちにということで
noteに書いてみることにしました。
観終わってから外のベンチに座って
iPhoneのメモ帳に感想をひたすら書いていたら
1時間近く経過していました(笑)
※ネタバレもあるので
観る予定の方は引き返した方がいいと思います。
観終わってすぐに抱いた感想を一言で表すと
"もやっとした"
家族を持つことの責任の重さと
地球の環境問題、社会の闇が描かれている。
家族のこと、生活のこと、
現実的なことを取ったばかりに
自分のやりたい仕事を手放してしまった主人公。
なんかもっとみんなが
happyになれる方法はなかったのかなと
頭を悩ませる作品だったので
"もやっとした"のだと思う。
主人公や登場人物の人生や社会&環境問題
そのどれもが複雑に絡み合っていて
簡単には解けそうにないから色々考えすぎて
頭の中がぐるぐるしてしまった。
後、主人公のジェスマークは
今の自分とは正反対の位置にいる人。
ジェスマークは妻も子供もいるから
ある意味縛られている。
自分の意思だけではなくて、
ちゃんと家族のことを考えなければいけない立場。
そして仕事にもやりがいを感じている。
(=やりたいことが明確にある)
一方の私は夫も子供もいなければ彼氏すらいない。
なんなら友人も大阪にはほぼいない。
基本的に1人で過ごしているから
とっても孤独だけど、その分とっっっても自由。
自分のやりたい放題。ただやりたい放題すぎて
絶対に"コレ"がやりたい!というのが特になく
色んなことにちょいちょい手を出している。
だからこそ色々考えさせられたんやと思う。
釣ってきた魚を競りにかけられているシーンは
人間の欲望だらけって感じがして少し気持ち悪くなった。
魚介類が苦手というのもあるかもしれないけど(笑)
カメラワークがぐらぐらしていたのは
ジェスマークの気持ちを表現していたんだと思う。
魚を売るボスは漁師によって贔屓をして売りさばき
魚を買う人たちは、自分達の欲望むき出しで
「まけてちょうだい!」なんて言っている。
環境問題などの面から
あまり魚が獲れない中で必死に自分が獲ってきた。
なのにそんな不公平なやり取りをされたら
そりゃあ目眩するに決まってる。
結局魚は売れ残ってしまったので
飛び込みをして色んなレストランを回るけど
どこのレストランにも相手にしてもらえない。
「ありがとう」と言ってくれる人もいるし
「もう二度とくるな」と言ってくる人もいる。
ジェスマークも必死に動いているだけなのに
「二度と来るな」と言うのは少しひどいなと感じたけど
もしかしたらジェスマークの態度にも問題があるのかもな。
不器用で人に対してあまり丁寧な対応は出来ないから
それが気に障る人もいるんだろうな。
後々にはレストランも闇取引を利用して
魚を買っていたりするという描写も出てくる。
口車に乗せるための嘘なのか本当なのかは分からないが
本当だとしたら、飛び込みでいくら回っても
毎回断られることの辻褄が合うのかなと思った。
社会の闇はどうして消え去らないのだろうか…
とやるせない気持ちになった。
最後の描写には"やっぱり漁師がやりたい"
っていう気持ちが滲み出ていたから
なんかもう凄いジレンマ。
身体がうずうずして仕方なかった。
「やりたいならやればいいのに!」って
言いたいところだけど、家族のために
漁師を辞めるという苦渋な決断をしたジェスマークに
そんなこと言えるわけがない。
不器用で口数も少ないから自分の感情を
言葉にしてそこまで表には出さないし
闇に手を染めてしまった時も
良心との葛藤が垣間見れた。
それでもやっぱり苦渋の決断には
違いなかったと思うんだ。
船がゴミ処理場に到着した時だって
動き出すまでに間があったし、
本当にギリギリまで悩んでたと思う。
その上での決断だから
「なんであの時漁師を辞めちゃったのさ!?
ルッツを手放しちゃったのさ!?」
なんて責めることは出来ないよね。。。
なんか社会の闇を感じたね。
あとは裏社会のボスが言った言葉も耳に残ってる。
「本を読んでないのか?」だったかな?
いくら裏社会のボスとはいえ、やっぱり勉強をしたり
何かしらの苦労をしてきたのだろう。
ボスをやっているくらいだから。
特に触れられてはいなかったけど、
ボスにも色んな事情があるんだろうな。
元々はマルタに興味があるという理由だけで
観に行ったので、予想以上に色々と考えさせられて
脳味噌が枯渇してしまいました(笑)
2年後くらいには行きたいなと思ってるんだけど
行く前に観ることが出来てよかったかも。
良い面ばかり知って行くよりも
悪い面も理解した上で行く方が
より学びがあると思うから。
まぁそんな感じです。
もう0時半もすぎたのでひとまず今日は寝ますね。
おやすみなさい。
ここまで読んでくれた方いましたら
ありがとうございます!!
それじゃあまったね〜(*´▽`*)