適応障害とアーユルヴェーダの智慧
今回は前回に引き続きアーユルヴェーダの智慧をどのように適応障害に活かしたかを書きたいと思います。
まず、精神疾患のときはオージャスと言われている生命力の源、活力が減少していきます。オージャスがないとやる気がおきなかったり、常に疲れていたり無気力になったりします。
過剰なストレスが続く事で元々あったオージャスが減っていき、最初は大丈夫だったストレスもオージャスが減ってきたことによって耐えられなくなります。
・このオージャスを貯めるために、今回私はまず新鮮なフルーツ(梨)を食べる事を意識しました。新鮮で採れたてのフルーツや野菜はオージャスがたっぷりといわれています。旬の物は生命力溢れているのでおすすめです♪
・不安やあせり、ドキドキがとまらないVATAが高まった症状に対して、ゆっくりとお風呂に浸かるという事をしました。北海道も今年は猛暑だったのでついついシャワーだけになりがちでしたが、しっかりとお風呂に浸かり、余裕があるときはオイルマッサージを足だけしました。VATAは乾燥、冷え、軽さなどの性質があるので、オイルでしっとりさせ温めるという事を意識しました。
・中々眠れなかったり、途中で起きてしまう症状に対して、スマホを寝る前に使うのを辞めました。適応障害の症状が悪くなるにつれて、一日のスマホの使用時間がどんどん伸びていきました。朝の準備している時も料理をしながらも、お風呂に入りながらもただただスマホをいじって動画を惰性でみていました。もちろん寝る前も。そしたら、1日の使用時間が10時間を超えたんです!正直自分でもショックでした。寝る1時間前にはスマホを触らないようにし、お風呂の時間もスマホを持ち込むのを辞めました。今思うと起きている半分くらいの時間をスマホに使い五感を過度に刺激しすぎていたと思います。脳は休む暇もなく、寝落ちしながらもスマホの音を耳から拾いつづけていました。それは寝ても疲れは取れないですし、寝つきも悪いですよね。
こういったちょっとした事を意識するだけで、自分に余裕が出始め、そういえば最近ヨガしてなったなとか、頭がスッキリしないからとコーヒーばかり飲んでいるなと気づくことができました。新鮮なフルーツはスナック菓子やチョコより満足感があると思い出したり、ヨガを太陽礼拝だけしたり、散歩をしたりと歯車が少しずつ少しずついい方向に向かっていきました。
今回は私が行った精神安定のために行ったことを紹介しましたが、その人や症状によって対処法が変わってきますので質問等ありましたら、いつでもご連絡ください。また適応障害、精神的な病気は「仕事」や「学校」などを優先するあまり、自分の事を後回しにしてしまう事が大きいと思います。忙しい日々かもしれませんが、1日の中で5分でも3分でも良いので、自分を大切にする時間を作ってみて下さい♪それが何よりも心身に効いてきます。