9月の薬湯【菊】
9月の薬湯は「菊」です。
まだまだ残暑が厳しいですが
9月「菊」というと、すっかり秋のイメージですね。
9月9日は「菊の節句」です。
「重陽の節句」ともいわれます。
古い中国の考え方に陰陽というものがありますが
奇数は陽とされ
1月から順に奇数月のゾロ目の日は
おめでたい日ということで祝われるのです。
(奇数のゾロ目="陽"が重なる、ということですね)
「菊」は厄払いの薬草とされ
「菊の節句」には長寿を祈念して
菊の花びらを盃に浮かべて飲んだそうです。
□「菊湯」の入り方
野菊(*)の葉をよく洗って木綿袋に入れ、
バスタブに投じます。
葉は、陰干ししてもいいでしょう。
また、その木綿袋で肌を優しくこすることもできます。
血行促進、老廃物排出、保温効果などが期待できるそう。
古くから、リウマチにもいいといわれてきました。
お掃除が大変ではない程度に、
菊の花びらを浮かべてもキレイです。
* 主に「竜脳菊(リュウノウギク)」という
野菊の葉をつかいます。
【名称】リュウノウギク(竜脳菊)
【学名】Dendranthema japonicum
【分類】キク科キク属多年草
葉に竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りの精油成分を含むため、
このような名前がついたそうです。
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