大人になってから「発達障害」と診断されたときの話。
小さい時から
「どんくさい子だねぇ」と言われて育ってきた。
思い返せば、
忘れ物が多い子供だったし、
人より不器用でゆっくりとしか行動ができなかった。
それらが大人になっていくにつれて、
「どんくさい」で済まされなくなっていた。
「学生」というステータスに守られているときは
それでもなんとかみんなと足並みをそろえようと
頑張ってきたつもりだったし、幸いにも
勉強は普通にできたから「おっとりとした子だなぁ」
という印象のみだったのだと思う。
それが「社会人」になると、
もちろん会社はお仕事なので、行動に
伴ってお給料が発生してくる。
周りと比べると「ケアレスミスが多い」
焦れば焦るほど周りの目が気になって
冷汗が出るしまたミスが増えるようになった。
時間管理も下手だったから、
「仕事ができないやつ」って思われるようになった。
*
中学校~不登校を経験していたときのことは
こちらのnoteを読んでみてほしい。
「ひきこもりの先輩だったわたしからキミへ」
そのとき、親につれていかれて
心療内科~精神科まで
たらいまわしにされ、
いっぱい変な薬も飲んだけど、よくならなかったし
余計に頭がふわふわした。
結局のところ病名もつかなかったし、
「わたしはダメな奴で、怠けてるだけなんだ」と思った。
*
あるとき。
わたしみたいな人たちがいることを知って
社会人になってから初めて自分の意志で
メンタルクリニックを訪れてみた。
そこで
「発達障害かどうかを知るテストを受けないか?」
と言われ受けてみることに。
テストは知能テストで
WAIS-4(ウェクスラー成人知能検査 第4版)という
発達障害診断でよく行われているもの。
(どういったテストか、というのは
これから受ける人の妨げになるかもしれないので
伏せます)
その結果
今まで精神的なびょーきって
思われていたのが「ASD(自閉症スペクトラム障害)」だといわれた。
かといって
風邪みたいに薬飲んだら治る、というような
ものではなくて。
「その人の癖、特徴」みたいなものだから
改善はできても治るようなイメージではない
みたいだった。
でも
わたしは自分の意志で
診断を受けたから受け入れようと思った。
わたしの場合は、
・体的な感覚過敏(光の刺激、におい、音)
によわい
・広い場所が苦手
・人ごみが苦手
・図としての地図が理解できない(口頭もしくは文書がいい)
・体に障られると不快
・時間の管理が苦手(優先順位が立てづらい)
・飛び込みのスケジュール変更が苦手
など書き出せばもっとあります(^ω^)
物忘れもあいかわらず、多いです。
でも工夫して生きていくしかないので
今は周りの方に理解をお願いしたりしています。
幸い、デザインなどパソコンと向き合って
コツコツ作業したりすることは得意なのでそれを生かして
今はデザイナーとして働いてます。
実感としては
「人より疲れやすい部分はあるものの
得意を生かすことを考えたらなんとかやっていけるよ!」ですw
診断受ける、受けない・・は個人の自由だと
思うし、今は発達障害って言われてるひとが増えているみたい。
でもわたしは受け入れようと思ったきっかけになったよ。
(もし、
いま悩んでいるひとがいればこの書き置きが助けになればいいなと思う)
*みきちむ 加筆修正:20年1月27日
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