最近のこと、これからのこと。
こんにちは、みきちむです。ちょっと今日は長いかもと思うのですが、読んでみてもらえたら嬉しいです。
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●最近のこと
1年前、6年続けた会社を辞めて、それからデザインの職業訓練に通っていました。もう1年前か…遠い過去のようなすぐに思い出せる数日前のできごとのような…不思議な気持ちでいます。結婚もしてガラッと生活リズムが変わって、1人だったらどうにかなっていたことがどうにもならなくて、改めてかねてから付き合ってきた「発達障害」と向き合わなくてはいけなくなって、何度も何度も泣きながら夫と話し合いをしました。
付き合っていたころには障害があることは言わなかったので、夫からしたら結婚してから「後出しジャンケンじゃん…」って感じだったと思うんですけど、何度も向き合って、励ましてくれていました。
4月。コロナ過のなか、勤務していた制作会社でも密を避けるために出勤日が減って実質仕事がなくって。かろうじて結婚していたし、夫は通常に勤務していた正社員だったからわたしのおこづかいが減るくらいで生活はできていました。でも、これが独身時代だったなら…と思うとぞっとします。
その間、たくさん、たくさんの時間ができました。
普段持つことができないゆったりとした時間のなかでぼーっと考えることが増えました。
歌を歌っても中途半端で、作曲や作詞もできるけれど曲として完成させるまでではなかったり。デザインもコーディングもできるけれど、まだまだスキルとしてはベテランの方からみたらアシスタントレベルだったり。
全部を放り投げてしまいたいような気持ちになっていました。
それから
この前、久しぶりにクリエイターのお友達(といっても歳もわたしよりだいぶ上でお姉さんみたいな存在)と数年ぶりにゆっくりと会う時間が取れて。
最近の話になったのでぽろっと障害のことも言ったのですが、話しているうちに私自身が自分にハンデがあることを認められていないことに気がつきました。何度も、会社員時代も体調がおかしいときがあって病院やカウンセリングに行けるタイミングがあったはずなのに、発達だと1度診断を受けてからわたしは病院に行くことを辞めたんですね。たぶん、そのときは本当の意味で「認める」ことができなかったからなんです。
ちょっと疲れてるかも、ってメンクリに行ったくらいの気持ちだったはずが「自閉症」って言われても理解はできなかったです。
わたしの中の自閉症のイメージは、光とともにという漫画があるのですが、
(絵のタッチもキレイで話もわかりやすいです。もし機会があれば読んでみてください。)
自閉症っていったら、コミュニケーションが困難なことが多く、話すことが難しい。パニックを起こしやすい。
といったようなイメージをもたれている方も多いと思います。
その時、正社員で働いていたし役職もあり部下もいました…え?まさか?という気持ちでした。 うっすら「ADHD」か「ADD」かも、っていうのは自分の中で思っていて、それらではないですか?と聞いたけれど、診断の結果も合わせて主治医は「自閉症スペクトラム」が数値的にはあてはまる、と。
発達障害、というとADHDは割とメジャーに知られているのではないかなと思います。私も自分の診断を聞くまでは「自閉症スペクトラム」なんて言葉は知らなかったです。
なんで大人になるまで気づけなかったのか、というのはまた別のnoteに書こうとして下書きにいまおります。→こちらのnoteに書いてみました。
ちょっと脱線しましたが、うつ病とかもそうなんだけど「認める」ということが治療において一番だいじなことなのにできていなかったんですよね。
●これからのこと
これからのお知らせとして、このnoteは一般的にわかりやすく書こうとは思うのですが「発達障害といっしょに幸せに生きる」ということ主軸で暮らし方の工夫やコツなんかを書く
ということにしたいと思っています。
デザインや音楽界隈からフォローくださっている方は興味なければフォロー外していただければ、結構です。自分にとって必要な情報を入手するのは、当たり前のことです。でも…、ASDってどういうことなんだろう?って興味もってもらえるきっかけになれば嬉しいかな。それに、珍しいことじゃなくて、1000人に1人か2人くらいの確立だそうで、きっと身近にもいるかもしれません。発達さんが工夫してやっていることって、それとは関係なくみんなに役立つことだったりもすると思います。
とくに、これからASD(自閉症スペクトラム)のことを書きたいです。
ADHDさんは割とまわりにちょこちょこいたりするのですが、自分以外でASDさんはまわりにはいないです…。話しているとADHDとも違う不思議なくせ?みたいなものなんだなぁと当事者ですら思っています。
積極的にカミングアウトしているわけではないのですが、自分がこうして記録を残しておくことで悩んでいる人、その周りの人に届けばいいなと思う気持ちがあるからです。あと、目に見えない障害なのでこういうこともあるよって知ってもらいたい。それが大きいです。
最後に、直接の知り合いの方へ
特性を知ったとしても普段通りに接してもらえれば大丈夫です。ありのままのわたしを見てください。ハンデがあるから、わたしはサポートはうれしいけど、甘えたいわけじゃないです。ただ…、苦手なことでご迷惑をかけることがあったらそれはごめんなさい。(例:物事に優先をつけること、迷子になりやすく地図が読めないこと、あたりまえの計算ができないことなど)
過去の栄光や無いものねだりをするよりも、いま手元にあるものを
見つめて磨いて、生きてみたらどうかなって思った。
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最後に東海テレビさんが以前制作された、発達障害についての動画を貼っておきます。
*みきちむ