DESIGNART研究所 Day6 日本の美意識で世界初に挑む
DESIGNART研究所。計8回のプログラムの6回目(8/24)です。
午前に細尾さんの講義で、午後にお題を元にしたワークショップ。
事前課題
ワークショップ課題になる「和紙、漆、染色、ガラス、木工、金工」を自分なりに調べてきてください。
また先進的な取り組みをしてグローバルに拡がっている事例も集めてきてください。
参考図書
講義
細尾さんの西陣織が、どうやってグローバルブランドに受け入れられていったのか。
メゾン・エ・オブジェなどの海外展示会で、当初は西陣織の特長を活かして、和柄を使ったりクッションなどのプロダクトを中心に出していたそうなのですが、ニッチな市場だったらしく広がらず。
その後、
和柄→コンテンポラリーアート
プロダクト→素材、技術
に発想を転換し、西陣織の織幅をHumanスケールの32cm→150cmにしたことなどから、大きく市場が広がったそうです。
①インテリア
②ファッション
③アート分野
へと多分野への応用がすごいです・・!
他にも、リサーチプロジェクトや事例を多数ご紹介いただきました。
中でもクラゲのDNAを蚕に組み替えて、蛍光タンパク質にしたものや、
日本古来のニホンムラサキの栽培を始め、その染色を使ったインスタレーション、
一方向側からしか透けて見えないタペストリー、
2025年の大阪万博でパビリオンの外壁に使われる・・!
などが印象に残りました。このパビリオン見にいきたいです。
ワークショップ
「伝統工芸を世界にインパクトを与えるブランドにする戦略は?」
日本が世界に誇れる伝統工芸をプロデュースして、世界にインパクトを与えるブランドにする戦略を検討してもらいます。日本の伝統工芸からルイヴィトン、エルメスのような世界規模のブランドをどうすれば排出できるのか?
その排出するための戦略(ストーリー、思想、哲学、資金調達、マーケティング、言語など)をチーム内で導き出してください。
の課題の元、私たちのチームは「金工」をテーマに各種考えました。
伝統工芸、および日本のポテンシャルについて改めて考えるいい機会でした!