父と母の板挟みになる娘。その行く先は……
"父のこと、母のこと" を整理しながら、
"現在の私" に至るまでを考えてみよう―。
そんな思い付きで書き始めた今回の3本立て。
最後の記事タイトルは、
「父と母の板挟みになる娘。その行く先は……」。
答えはそうです、「愛人になりました」。
手短にまとめます。
|自由な父 vs 保守的な母
すでに書いた通り、
父は奔放な自由人、母は保守的で厳しい親、
という構図を取っていたわが家。
ある意味、父と母は "対称的な組み合わせ" だったのだと気づきます。
まぁ、父母ともに奔放だったら家庭は今ごろ崩壊していただろうし、
逆に両方とも厳しかったら、私グレてるだろうな……とも思うので、
ちょうど良かったのかもしれません。
|母との戦いは「お父さんの味方」をした結果
父が怒ることは滅多になく、子どもを叱る役は、
いつも母の分担。
だからでしょうか、私は「大好きなお父さん」を
贔屓にすることが多くて。
これもすでに書いた通りです。
しかし、母よりも父を選び、
「父に近い振る舞い」をすればするほど、
保守的な母は、私に目くじらを立てるー。
父・母・娘(私)の三者の関係は、そんな構図になっていたように思います。
たとえば
・アダルト動画に見入る父を見て、私も性的に魅力的であろうとする、
・浮気する父を見て、私も既婚者と恋愛する、
そんなふうに「お父さんの味方」をするように父のやることをなぞっていった結果、
その都度「母との戦い」が起こる..…そして私はさらに母に反抗していく…という流れがあったことを、
今になって見つけたのでした。
|そして娘は "既婚者" とともに港区へ消えた…
私としては、
「なんかエッチなもの見てるけど、お父さんのこと嫌いになりたくない」
だとか
「お母さん以外に女の人つくっても、お父さんのこと嫌いになりたくない」
だとか、
そんな純粋無垢な(?)気持ちで自分の行動を起こしているだけなのに、
父ありきの選択を、母はことごとく睨み、叱り、否定してくる。
ずーっと「なんで?どうして?」って思いながら過ごしてました。
「どうしてこんなに叱られなきゃいけないの?」って。
そして大学を卒業した社会人1年目、
私は人生で初めて既婚男性と、遊びではなく、沼に落ちるような恋愛をしました。
愛人になったのは、たまたま相手の男性が経営者で
多少なりとも経済的な自由がきいた…というところかもしれません。
とにもかくにも、ある春の日、
「もうマンションの契約もしてもらったし」と、
私は家出同然で "既婚者" とともに港区へ消えたのです。
それは、父と母の板挟みだった「娘」からの卒業でした。
|まとめ
「この父じゃなかったら、おそらく、私は愛人になっていなかった」
最初に投稿した【予告】の記事でこう書きました。
もちろんその一点だけが理由だとは思っていませんが、振り返れば、父から受けた影響は大きいでしょう。
「一夫一婦制」なんて、歪んだ夫婦関係と家族関係しか生まないんじゃないかと、結婚した今ですら思いますが、
私もそんな、世間並みに歪んだ家庭の中で育ち、
今日まで生きてきました。
「娘」としての自分、そして「女」としての自分を
家族を起点に考えるのは、おもしろいです。
みなさんも、"ありし日の歪んだ家庭" から、
ご自身について考えてみませんか?(お誘い♡)
・
手持ちのノートあたりに書けばいいものを、
こんなに大っぴらに書いてしまいました。
恥じ入るばかりですが、ここまでお付き合いいただいた方には、深く感謝申し上げます。
♡