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【Miyu's Gallery】《マンガ》シャーペンになりたかった消しゴムくん
《マンガ》
『シャーペンになりたかった消しゴムくん』
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※マンガの絵ですが、カラーver.がまだ仕上がっていない為、9.〜11.は原画の白黒になっています。仕上がったらカラーver.に差し替える予定です┏○ペコッ🌸
1.
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あるところに、シャーペンになりたかった"消しゴムくん"がいました。その理由は、消しゴムを使うとそのうちすぐに消えてしまうからです。
2.
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消しゴムくんは、どうしてもシャーペンになりたくて一生懸命その方法を探しました。
3.
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消しゴムくんは、
「やっと見つけた!!」
と口にしました。見つけたのは"シャーペンの芯"。消しゴムくんは喜んでシャーペンの芯を持ち帰りました。
4.
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消しゴムくんは、"お道具箱のおうち"に着きました。おうちに着き、なんと!自分のあたまにシャーペンの芯を刺してしまったのだ!!
5.
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すると消しゴムくんはこう言いました。
「やったー!!やった!!
シャーペンになれた!少し頭は痛いけど(^-^;」
6.こうして消しゴムくんは、自分のことを使ってくれる人を探しました。
しかし、、そう上手くはいかなかった。
7.
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1人目の人は、
「こんな変な消しゴムなんていらない」
と、ぼくを放り捨てた。
8.
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2人目の人は、
「汚い消しゴムだな」
と言って使ってくれなかった。
9.
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3人目の人は見てもくれない。。
10.
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「どうして。。
素敵になったぼくを使ってくれないの?」
そう落ち込んでいると、1人の女の子が来ました。
11.
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女の子は言いました。
「キミはシャーペンじゃなくて、消しゴムで良いんだよ。私がキミを使ってあげる」
と。
消しゴムくん、良かったね🕊𓂃 𓈒𓏸⋆꙳✨
『THE END』
《あとがき》
このマンガ、ものがたりは娘のオリジナル作品です(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”🌿消しゴムくんは自分にコンプレックスがあった様子。
シャーペンに憧れて色々と考えます。考えた結果、身を削ってまでシャーペンになる姿が何とも切ない複雑な感覚を覚えます。
しかしながら、消しゴムくんは大喜び。変わった自分にちょっぴり自信さえ持ちます。自信に満ちた消しゴムくんは、使ってくれる人を探しますが、反応は意外にもみんなが冷たくショックを受けます。
「せっかく変わったのになんで…」と落ち込み悲しむ消しゴムくん。そこにある女の子が登場します。女の子は大切なことを教えてくれます。「キミは消しゴムのままで良いんだよ」と。
つまり「キミはそのままで良いんだよ」と、
『存在価値』
を見出してくれています。
私はこのマンガを読んでとても感動しました。
人間誰しも凸凹(得意・苦手)は大抵あるものです。苦手な部分がコンプレックスになりやすいです。消しゴムくんも「消すのは得意だけど、書く事が出来ない」というコンプレックスがあったのだと思います。
苦手を克服しようと努力する消しゴムくんに対し、女の子は「そのままで良いんだよ」と言ってくれたことで、消しゴムくんもとても救われたことでしょう。
「私がキミを使ってあげる」と言ってくれたことが更に救いになったのではないかと思います。この女の子もまた、心優しい素敵な子だなと感じました。
私も女の子のように、何事に対しても『存在価値』を見い出せるような人でありたいな、と思いました。"物事"に対してもそうだし、"他者"に対して、そして"自分"に対してもそうでありたいです。
だって、存在価値がないもの(こと)なんて、この世にはないと思うから。
『存在する』ということは、何かしか意味があるのだと、私は思っています。
しかしながら、小学6年生で『存在価値』に触れるマンガを書くとは!私はとても驚きました!何も見ず、自分で考えて書いているのでより驚きです😳❗️
本人は無意識に書いているのかも知れませんが(^-^;💦とても心に響く素敵な作品だな、と思いました。
最後まで読んで下さりありがとうございました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”🌸
おわり🕊𓂃 𓈒𓏸⋆꙳🌿
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