眠る娘

暮れに開かれた
バレエの発表会を無事に終えた後
娘は
夜私と風呂に入り
私の寝床へ来て眠っている
（私は寝返りを打てず腰痛がひどくなるのでついにセミダブル布団に変えた）
私のところで寝ると「安心する」らしい
幼い頃から聴覚を始め
いろいろ過敏な上
それが外から分かりにくく
結果様々な不調をひとりで抱えて
戦ってきていたのだと
ここ何年かで私もようやく理解し
彼女をほぐし
味方であると思ってもらえるようやってきていて

私のところで寝ている彼女を見ると
あたかも保護した猫が
少しずつ気を許して
リラックスしていく過程を見ているかのようだ

良く生きていく上で「安心する」ことは
本当に重要で
それを今まさに手に入れて来ている彼女は
私にとって
大変で
大切な
唯一無二の存在