「おかあさんのせいだもん」
自分のマイナス感情を頼りに
自分の掘り下げをしている
どうにも機嫌が悪く
足元に(例えだ)邪魔なものがあって
地面を直接踏んでいない感じがする
何を我慢しているのだ?私?
出てきたのは
「私は本当に頑張ってきた」
「もう無理だよ」
「あとは私のせいじゃない」
「全部おかあさんのせいだもん」
「こんなに私が拗れて大変になってしまったのは
全部おかあさんのせいだもん」
実母は9年程前に急死している
その後私のメンタルはかなり軽くなった
それでも奥にはこんなものがあった
好きだから大事にされたかった
でも母は「私」を見てはいなかった
その気持ちの「結果」がこれか
母にこそ救われたかったけど
かなわなかったということか
「全部おかあさんのせいだもん」
心の中で繰り返すと
足が地面に着いた感じがした
そうかいいのか
自分のことは自分の責任と
嫌になるほど知っている
でもそれではどうにも耐えられない時もある
そういう時に心の中で
「誰かのせい」にして
そっと休んだり
自分を逃がしてやったり
してもいいのかもしれない
転じて
子どもらが本当に辛いとき
「全部親のせいだ」と唱えて
自分の心を追い詰めるのを止めてくれたら
それはそれで光栄なのではないか…と
思い描いた
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