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わたしの詩集 11 再会


悲しい音が鳴ったから
手を止めた
そうするのが自然だった

波がうがつ船底
こぼれゆくままの光る砂

なにもしなくていい
いまはただ眠ってて
せめてものねがい
聞きいれて

きみはよくやってる
言葉に託してる
だれもが

熱い瓦礫の上を
歩けという
この国にはとうに
神さまはいないから

なにもしなくていい
いまはただ眠ってて
せめてものねがい
この先に

ひかりを
すべてを許せる
一筋のひかりを
ぼくたちが
きみの目に映す日を

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