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【10/26】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 「分離の時間」(松本清張)

10月26日のウォーキングコース
若宮大通(17:35)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:16)

 今日ウォーキングを終えて帰宅したら、また娘と孫二人が自宅に来てました。保育園送迎用の自転車が家に停めてあるのですぐわかります(笑)。
ていうか、今週は一日おきに来てるので、僕も一日おきにお風呂に入れてるわけです((+_+))。まあ、いいんですが・・

 先日、「分離の時間」(松本清張)を読了しました。

 時代は昭和40年代半ばごろ、2作品が収録されています。

・分離の時間
 冒頭でタクシーの話が出てきます。一時期、タクシーの乗車拒否が問題になった時代がありました。その時代を彷彿させます。警察でも解明できない殺人事件を主人公の男性とその友人が推理し解明していく話で、ミステリーとしてはなかなか面白い作品でした。この時代から「ホモセクシャル」が題材に出ていたとは・・
 とはいえ、ちょっとだけ現在に近づいてるので、喫茶店のモーニングサービスなんて言葉も出てきます。「角砂糖」なんて久々に聞きました。そう、昔の喫茶店って、シュガーポットか、角砂糖を入れたガラス容器がテーブルに備え付けてありましたよね☆
・速力の告発
これは開始からずっとミステリーではないように見えました。冒頭から告発を行う男性を主人公に描かれてます。おそらくですが、日本の交通事故による死亡者が最大になりつつある時期を背景に書かれています。というか、今ならこの男性は「クレーマー」と評されてしまい、現在だと「カスタマーハラスメント」に認定されてもおかしくない事例で、読みながらも感情移入することはできませんでした(苦笑)。
 ですが、最後の最後でまさかの推理小説だったことが判明するという・・
いやあ、さすが清張先生でした。
 ちなみに、僕の記憶でもこの時代はテレビで「交通安全」に関するコマーシャル(今の『AC』のような)がいくつも放映されていた記憶があります。そう、企業のコマーシャルよりもこちらの方が多かったし、子供心に結構怖い(?)のもありました。車にひかれそうになるシーンでストップするとか・・

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