読書感想文:世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本
こんにちわ。
今日は、田口 力 著
「世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本」という本を読んだので、そちらの感想をまとめていこうと思います。
ビジネス書ってどうしてこうなんですかね?
久々に典型的なビジネス書を読みました。
作者はGEの教育機関にいた方でそちらのノウハウを表現していましたが、
読者側としては出し惜しみ=「続きは私の会社にお問い合わせを!」と
感じました。
つまり名刺代わりなのかなと。
あとは、前半の熱量に対して、後半は抽象性が高く、
失速しているのかなあとも感じたところです。
この本で得られることとは。
やはりGEは、徹底していると思います。
その教育方針を知ることができるのはよいと思います。
もうひとつ良い部分は、この作者の方の思想などを知れるところです。
それなりにキャリアの積んでいる方の見識は参考になるところです。
でも普通のビジネス知識でカバーされるところも多く・・・
この本の特徴としてはGEの考え方。
一方ビジネスの基本知識という意味では、
すでに他の本でも説明されているものも多いと感じました。
GEのやり方はわかったけど、それでいいんだっけ?なんでそれがいいんだろう?は説明されていないから不満につながっているのかもしれないです。
例えば、ジョハリの窓の話、重要性を考慮して仕事をする章があります。
でも、これらってほぼ知られていますよね。
それらを取り上げるのであれば、取り上げる理由とその答えが不足していると感じました。
結局、今の時代のビジネス書
最初に触れましたが、
やはり現代のビジネス書というフォーマットにのっとっています。
特に現代のビジネス書フォーマットのひとつに、
重要なポイントを太字にする
というものがあります。
(これも太字にしていますが笑)
そういう本の中身って重要な内容もあるのですが、
全体的に濃度は薄いんですよね。
読みやすい本を求めている方はよいと思いますが、
あくまで入門書へのきっかけとして。
本格的なものは追って学んでいきましょうという
スタンスで読む本としてでよいのではないでしょうか。
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