ジョークの本心|セレスチャルエクスタシー
一歩一歩歩く
満身創痍の
体を支えながら
その身体の重みと
意思を感じて
あなたは
私よりはるかに
命をかけて愛しているのだと
思い知る
タクシーがつかまらない
冬の朝。
寒い風の中を
駅に向かうあなたは
一言だって不平を言わず
ただそうあろうとする。
「このまま死んでもいい」
って思いながらいつもイクんだよ
なんて笑う
冗談にしか思えない照れ隠しは
もしかしたら本気だったんだ。
一心に前をみつめる横顔に
なんだか心がくっついて
はなれなくなる
不揃いな足音。
(photo: ©MikaRin)
MikaRin Youtube 音楽チャンネル
CDはこちらで購入できます。(Bandcamp)
この記事が参加している募集
寄付・投げ銭・サポートはとっても嬉しいです。大切に創作につかわせていただきます。ありがとうございます♡