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同じ映画を3回観てしまった。

おはようございます。
皆さん、最近映画を映画館で観ましたか?
わたしはそもそも映画館にいくのがめんどくさいので、余程のことがない限り、行きません。
そして、評判が良くても、腰は重たい方です。
予定がない日は家から出ません。
で、「気になるな〜〜〜」と思っていた映画の上映期限がわかると焦って行く人です。
公開日を待ちわびて行ったことはありません。




そんな私が映画を映画館に行って観てきました。
しかも今回は3回目。
映画って見るたびに料金かかるじゃない。
だから、内容も結末もわかっているのに3回も行くなんて、どうかしている。本当に。 



だがどうしても、あの
全方面に良い格好しいで、だからこそ誰もスパンッと言わなかったのか、本人が聞く耳を持たなかったのか、結果できあがった鈍感で傲慢な架に、
選択から逃げ、善良さをまとったいい子ちゃんで育った、一見憎たらしいが、実は自分にも当てはまるところあるんじゃないか、と思わずにはいられない真美に会いたくなってしまった。



既に2回観ているので、その感想をポツポツ書き残したいとは思っていた。
そこからはや1か月。
今日はなぜかふと、やってんのかなと上映時間を検索してしまった。
映画ヲタクでもないので、他の作品が公開された時のプロモーション具合を知らないのだが、それでも結構広告を打っている印象にあったから、まだ当分上映しているものだと思っていた。
が、
1日に1回だけだった。


 



「もう、あの真美と架に会えなくなるのか」




と焦った。




気づいたら映画館のチケット購入画面のモニター前にいた。

おっと、何の映画を3回も観てしまったのかまだちゃんと言ってなかった。



「傲慢と善良」
です。


なぜか、今回は、
映画館に着いてから座席を選ぼうと思った。
1回目も2回目も、公開から1週間たたないくらいに行ったのだが、ガラガラだったからだ。




しかし意外や意外、半分は埋まっていた。
せっかくなので、藤ヶ谷さんのお顔を近くで見れる前の方にしよう。(ヲタク発動)


あと、映画に行こうかな、のノリで行き、
そこで空いていた席で見たいな、とも思った。
たまに不便な事に立ち戻りたくなる。
それはそれで良い。愛着が生まれる。
一種の願掛けみたいなものだ。



***

今回は、アプリを使いながら、副音声上映ver.で観てきた。
今はこんなものもあるんですね。驚き。
ちゃんと設定できているか、スマホの画面が周りの迷惑になっていないか、若干挙動不審になりながらイヤホン装着。



藤ヶ谷さん、奈緒さん、監督の萩原健太郎さんのお三方が映画の撮影秘話や、各人の恋愛観などなど、途中原作の作者である辻村深月さんからの質問に答える形式で、映画談義を聞きながら、映画本編を観るスタイル。



作り手の意図がそこではじめてわかり驚いたり
なんだかモヤッとしていたところが、解説によってクリアになったり、
独特のツッコミに、副音声聞いている私だけ
大爆笑してしまったり



とにかく、

関わったスタッフさんみんな原作が好きなんだなぁ、
原作をなんとか映像化しようと細部までこだわったんだなぁ、

と思った。
よりこの作品が好きになった。
作り手も、観る側も、余白があるのが良い。



副音声を聞きながら映画本編を観るの、かなり頭が忙しくて、映画終了時は結構な疲労感を感じたが、
とてつもなくよかった。
初見ではオススメしない。



あそこ、そんな意図があったの!?!?!?


の驚きは、各人に体験してもらいたい。
ネタバレをしたいが、我慢する。
書くならばネタバレしまくりver.に書くか。



*********


【感想】

恋愛してなくても、
絶賛片思い中でも失恋中でも婚活中でも
離婚したてだとしても、
『今日なんか暇だな』って瞬間があったら
是非とも観てほしい。

そんな映画でした。




どの人にも心にも突き刺さる場面が、
必ずあるからです。



原作を読んでから映画を観に行った人なので、
原作とどう違うのか、そこのギャップもまた楽しいです。

※原作とは違うじゃないか!再現できていないじゃないか!と仮に怒る人がいたとしても、『そんなに激昂しなくても、、、』となだめたくなる感じです。

原作は、「恋愛ミステリー」です。
小説だからこそできる表現、技がある。
ページを捲らないと先に進めないドキドキ感強いから、ミステリーの側面が強い。



なぜ、真美は突如婚約者の前から消えたのか


これがメインテーマ。
恋愛の要素ももちろんあるけれど、ミステリー強めかな。



一方、実写は「恋愛エンターテイメント」
原作を読んでから観に行ったので、
はじめは、あの文字情報をどうやって120分に収めるのか、が気になって気になって仕方がなかった。
結果、原作の必要なところがぎゅっと詰まった。
それでいて、

登場人物の『傲慢と善良』さが映し出されている。

登場人物のバックグラウンドや、登場人物のちょっとしたニュアンスがちゃんと表現されている。


映画はもう、タイトルそのもの
シンプルだからこそ、
鑑賞する側の性別、世代はもちろん、
恋愛経験値によって感想がガラッと変わる。
夫婦なら良いが、カップルが座席近くにいたら
勝手にこちらがハラハラする。
付き合って初デートとかだったら尚更。


脚本が清水友佳子さんなのがまた良いですね。
ドラマ「最愛」も担当されてます。
放映当時、ドハマりしてました。
安心感があります。



*******


興味はあるけど、映画観る時間はとれないなぁ、
アマプラ配信を待つよ勢も
予告だけでも観てってほしい。


👇️原作寄りの予告編 (60秒ください)



👇️映画のストーリー寄りの予告編(2分半ください)


👇️なにより良いのが主題歌ですね。
なとり 糸電話

曲を聞きながらMVを見ると、映画のあそこの場面が思い起こされます。とても良いです。好きです。
傲慢と善良きっかけになとりさん知りました。
この方すごいですね。

・正しさがずっと邪魔をしてる

・恋が約束になる前に

毎度毎度聞く度にこのフレーズが胸に刺さります。


👇️ジャパンプレミアの様子。(25分もある)

これは演者、作り手、原作者、いろんな方がわちゃわちゃとお話しているので、いろんな視点があって面白い。


*******


Kis-My-Ft2のヲタクなので、
メンバーが出演している作品は必ずチェックする。
ヲタクにもよるが、
担当以外であればスルーする、という人もいる。
が、
わたしはみんな好き。
みんな好きで、その中でも特別好きな人もいるが、
それはまた別の機会に話そう。


メンバーが出演する映画がある、
なんだか面白そうじゃないか、
と片足突っ込んだつもりが、



厚さ3cmありそうな原作を読み切り、
映画を観る前日に映画パンフレットを読み切り、
(なんならグッズも購入)
満を持して公開後2日後に観に行き(1回目)
あのシーンもう一回見たいなぁと仕事終わりに見に行き(2回目)
副音声付きで観に行った(3回目)。


小説は一巡しかしてないから、ペンを片手に、
もう一回読み込みチャレンジしたいところ。





あ〜〜〜〜ぁあ。
これ、いつか映画館で観れなくなっちゃうのかぁ。




観たらものの見方とか価値観、ちょっとは変わると思う。
だから観ないのはもったいない、
キスマイ興味無い人ほど観てほしいなぁ〜。
という気持ちもあるが、




いつかは映画館で観れなくなる




これが心底悲しく、寂しい。
鬼滅の刃並に上映されていてほしい。



日曜日、何もすることが無くてどうしようかな〜と思っているそこの貴方へ。(選挙は行こうね。)
騙されたと思って、観に行ってほしい。
そして万一、観にいってくれたのなら、 
是非とも感想を共有したい。
待ってるね。

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みかり
最後まで辿り着いた貴方へ。 本当にありがとう。 アクションしてくれる、それは愛だと思う。 愛をくれてありがとう。 その愛は、「またnoteを書いてやろう」と走り出すトリガーになるよ。

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