今の暮らし
2013年まで実家で暮らしていました。実家は一階が車庫の3階建てで、階段の昇り降りが辛くなってきた頃からいつかここでは暮らせなくなると感じていました。
かと言ってどこで暮らすか?進行する病状もありお仕事を増やすことはできないし、これから減らしていかなければ身体に負担がかかり過ぎていくことも予想されました。
歳を重ねるにつれて内心では独身で実家で暮らすことの後ろめたさもありました。それが自分の自信の無さを増幅させてしんどくなっていました。
そんな時に町のシルバーハウジングというお部屋がバリアフリーで平日は相談員がいて安否確認をしてくれる公営住宅があると知りました。
ここなら私も一人暮らしが出来るかもしれない、両親にも安心してもらえると思い決心しました。
一人暮らしを始めてみて、家事全般をこなしてお仕事もとなるとかなりの負担になり、家事支援のサービスを利用することにしました。
自分のことは自分でしなければという思いが強かった私にとって、人の手を借りることはとても罪悪感がありました。でも、出来ないことが増えていくなかでどう工夫をしても無理なことが出てきました。
この家事支援のサービスでヘルパーさんが来てもらうようになって身体はとても楽になりました。
その反面心では、ヘルパーさんに「このくらいのこと自分で出来るんじゃないの?」と思われているんじゃないかという想像が押し寄せて「本当に私が利用していいのかな?」という思いとの葛藤が強くありました。
なので、いつも気持ちが張りつめていてヘルパーさんに対する感謝の気持ちが持てませんでした。
少しずつヘルパーさんとお話をしたりするようになっていくうちにその罪悪感が薄れて、やって欲しいことを素直にお願いすることができるようになってきました。
そうすると、自然と心からありがたいと思えるようになりました。
今は入浴介助もしてもらい、平日は毎日30分〜2時間の利用をして一人暮らしを続けられています。
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