スケジュールボードはコミュニケーションツール

先日夫に作ってもらったスケジュールボード。

これを三男に見せたときの三男の反応にハッとしたので、記録します。

支援ツールと見せかけたコントロール

昨日、作成したスケジュールボードを昨夜早速使ってみました。

作成までの経過はコチラ↓

私「明日はね、幼稚園でスモックはほら袖がないやつだよ。」

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おそらく三男はこれが何を意味しているか、部分的にしか理解できてないと思います。

こちらの意図としては、

着ていく服を事前に把握して欲しい←制服かスモックか

なのだけど。


三男はコレをみて、幼稚園に3回連続で行って、お休みが1回あって、また1回幼稚園、そして2回休み、というのは把握できたようでした。

そして、指をさして

三男「ブブー、ブブー、ブブー、ピンポン、ブブー、ピンポン、ピンポン!」

と言いました。

幼稚園はブブーだそう。


私はこれを聞いてハッとしました。

コレがなかったら、三男のその気持ちって聞くことができてなかったなって。


時間になったら気持ちを切り替えて幼稚園に行くルーティンはできていて、幼稚園でも無理強いはせずに過ごさせてもらっていて、いつもニコニコしている三男。

言葉が話せない分、なかなか気持ちや想いは理解してあげられずにいたんです。

こういう目で見てわかるツールがあることで、意思のやりとりができたなぁと思って、ああ、そういうツールであるべきだと思いました。


私は長男のときから視覚支援は結構取り組んできました。

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こんなのとか?

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こんなのとか?


でもどれもあまり活用できなかったんです。

それはなぜか?


実はコレらは

「本人が困っていること」

ではなくって

「私がして欲しいことを視覚化」

したものだったんです。


視覚支援の仕方は探せばいくらでもあって、それに触発されて私もいろいろと試しました。

でも大事なことは、本人のニーズに合わせて考えること。

私がして欲しいことの視覚化って、ただのコントロール。

当たり前のことだったのに、当時は支援をすることに一生懸命で、そのいちばん大切なことに気づけてなかったんです。

つまり一方通行。

ガックシ。

まぁママの想いの強さは伝わったでしょうけどね。

なんかまたいろいろ作ってる、みたいな(笑)

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スケジュールボードの使い方

今回もちゃんと制服やスモックを

「間違えなく着て欲しい」

という私の想いでスケジュールボードを作成しているんですよね。

だから使い方に気をつけなくっちゃ、と思いました。


見える化して、見通しが持てるというところまでは大切なので、オッケー。

一応こんな予定で服を着るみたいだよ、と提示したときに、本人が指をさして

「ブブー」

と言うのであれば、

「じゃあどれだったら着るかな?」

と、候補の服をほかに選択肢として見せて、選ぶ、という本人の選択を尊重するやりとりが大切かなぁと。


本人の意思や選択を確認し、大切にするためのツール。

この通りに動いてほしいというコントロールのためのツールじゃなくて、ね。


この尊重にも多分すごくスキルが必要よね。

ブブー、のあとに出す選択肢の服装のカードをこちらもまぁ許せるかな、くらいの範囲で提示する、とか。

交渉術みたいなの?

お互いの折り合いを見つけていく、という感じのね。


なかなか意思を聞くことができなかった私は出てきた意思は尊重したくなって、できるだけそうさせてあげたいと思ってしまい、折り合いをつけていくって苦手だったなぁ。

そのバランスって難しいね。

うん、難しい。

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親と子のバランス

だけど、今日大事なことを再確認できてよかったなぁって思ったよ。

ブブー、なのを嫌なんだねって受けとめつつ、妥協案を提示したり、一緒に考えたりってやりとりできるっていいよね。

そう、そういうやりとりをホントは上の子たちともしてあげたかったな。

意思をちゃんと表出させてあげられてなかったなぁー。


でもそこって難しいの。

意思を表出させてあげられたとしても、私の認識がそれをちゃんと叶えてあげられるのが親!と考えていたら、多分親が苦しくなってしまう。

親も自分が苦しくならない線引きが必要だし、子どもにも折り合いをつけさせていく練習が必要だし。


そうやって試行錯誤して、親子のバランスや親子の関係ができていくんだよね、きっと。

その積み重ねって大事だよね。


そんな発見があった今日の出来事でした♪








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