私にとってのからだケア
からだケアを発信したり、一緒に取り組めたらいいと思って始めたみかんのからだケア。
今は朝トレをお休み中ではありますが、新たなからだケアのカタチを模索中です。
どういうのがいいんだろう?というのをここで考えてみようと思います。
運動機能や動作の専門家だけれど
私の専門は運動機能。
関節と筋肉、そして神経。
それと動作をつなげて、運動機能の改善を動作能力の向上に結びつけることが仕事です。
関節の位置関係や筋肉の状態を少し変えてあげることで、動作が変わるんです。
その根本にあるのは、関節の位置関係をよくしてあげたり、筋肉の状態を働かせやすい状態にしてあげることによって、からだが効率的で省エネな動き、つまり機能的な動きを自然としようとしてくれるから。
歩くって無意識じゃないですか。
あそこまで移動しようって思ったら、勝手にからだが動きますよね、目的に合わせて。
それをまたできるように整えてあげるのが、今の私の仕事です。
また本来、無意識にコントロールされているからだの動きなんですけど、なんらかのきっかけで、例えば病気、出産、骨折、手術、怪我、関節痛などでどこかの機能がうまく使えなくなってしまったり、変なかばい方が長く続くと、いつの間にか動きに変なクセがついてしまったりします。
クセが新たに学習されてしまうと、自然には元に戻らなかったりします。
そうなったときにはもともとの効率の良い動き方を再学習する必要があります。
再学習って例えば使えなくなった機能を意識して練習してみて、また使えるようにしていくというもの。
こんなことも仕事ではやっています。
それをね、自分で気づいて直すって難しい。
まぁ当たり前なんです、無意識のことだから。
その視点と気づきを少しでもわかってもらえたら…と思って、みかんのからだケアでは伝えてきました。
あ、先程なんらかのきっかけでってお話ししましたけど、バッグをいつも同じ方で持つ、とかいう無意識の習慣もきっかけになります。
定期入れや財布を右手で出して使いたかったら左にバッグを持とうとする、考えたら当たり前の習慣なんですけどね。
いつの間にか積み重なった変なクセ
いつの間にか積み重なった変なクセはまず気づくことが難しいし、気づいてもどうしたらいいかわからないもの。
それを気づくきっかけだったり、どうしたらいいかを知る機会になったらいいなと思って始めたのがみかんの朝トレでした。
参加されていた皆さんはそれぞれいい気づきと習慣の改善をされていたように思えます。
私よりずっと上手でしたーー!!
なので、いつも感想をお聞きするのがたまらなく楽しみでした。
でも子どものことで私が親としてやるべきタスクが増えてくると、朝はゆっくり休みたくなりましたし、エクササイズを考える余裕も当日の進行のイメージングの時間もなくなってしまいました。
子育て中のママなんてそんなものなんじゃないかな…そんな気持ちもあって、もう少し気軽にたくさんの方にからだケアを体験してもらいたくて、今、考え中なのです。
ヒントは心のメカニズム
からだのことをよく見ていくと、心との共通点を感じることが多かったんですね。
なぜかって、どちらも脳が関係しているからだと思います。
私はプライベートでは自分の心の成長を促したくて、いろんな本を読んだり、経験をまとめたりしていました。
例えばからだの動きのクセってそのまま思考のクセにも置き換えられると思いませんか?
ここで、話は私の心のことに飛ぶんですが…。
今、子育てしている私に足りないものは「自分への許可」だと分析しています。
今の自分でオッケー!が自分できないんですね。
それが元でいっぱいいっぱいになったり、夫に八つ当たりしたり、子どもの行動にいちいち引っかかったりしています。
自分ではどうにもならなかったので、今はある人のメルマガに頼ってます。
その方は毎日違ったエピソードや話の中で「今の自分でオッケーだよね」を伝えてくれています。
それがものすごーーく心地よいのです。
もう長いこと今の自分でオッケー!なんて自分に言えていないので、人からいいんだよって言われるくらいから始めないと、その考えすら自分からは湧いてこなくて。
私の思考のクセって、自分ダメ!と責めることで何かを成し遂げようとするモチベーションを奮い立たせていたんだと思うんです。
何でも自分ダメ!ダメ!と否定して、改善のために動く…そうじゃないと動けないって無意識に設定されているのかもしれません。
そんな私に毎日毎日、何もしなくてもメールに届く、読むとホッとしたり、そうなのかって思ったりそんなふうに思っちゃっていいのかって思ったりする言葉たち。
その繰り返しが私の思考回路をゆっくりと修正してくれているように思います。
からだのクセもメルマガで直せる!?
実は私がからだケアでやりたいことってそんなことかなーって思ってます。
だってオンラインでは人のからだに直接触れないわけだから、運動機能に直接アプローチはできないんだもの。
そしたらアプローチできるのは「脳」なんですよね。
そもそも日常的にからだをケアしようって視点が、皆さんあんまりないって思うんです。
例えば健康のために何か運動しなくちゃって思ったとき、フツーならヨガやろうとか、週に1回テニスに通ってみようとか、何か始めようと考えたりするんじゃないかしら。
それはからだと向き合う時間だったり、からだと心のリフレッシュだったり、気分転換だったり、人とのつながりだったり、目的はさまざまだし、とっても大切だと思うんですね(今はコロナでかなり制限されていると思いますが)。
それとは別に、なんていうか、何にもない日常の中でちょびっとだけからだのために意識をしてみる、そんなささいなからだケアがあっていいと思っていて。
それだったらおうちで介護してたって、子育てしてたって、忙しい毎日を過ごしていたってできること。
ホントはメルマガみたいな感じで毎日お伝えしたいけれど、そこまで私の芯がしっかりしてないというか、まだまだ軸がブレちゃうというか。
なので、noteの中で自分のペースでちょこっとずつ言葉にして、なんとか想いをまとめていきたいって思ってるんです。
うん、それそれ。
よし、早速やってみよう!!
今日のちょこっとからだケア
三男に誘われて、さっき公園で少し走ったときにふとお尻を触ってみました。
走るときって大きな筋肉であるお尻の筋肉がギュッて働いてくれることになってます。
それなのにギュッて感じない…ガーーン。
ちょっとお尻のほっぺた、触ってみてください。
歩く時にギュッて張りますか?
タルタルのままじゃないですか?
「え?ギュッてなるの?」って思ったそこのあなた!!
その場でこれでもか!というくらいお尻の穴をギューーーっと締めるのを5〜10回やってみてください。
そのあとにもう一回歩いてみて。
さっきよりもちょこっと張りが出てきませんか?
モリッと筋肉を感じませんか?
それを感じられたら、今日のからだケアはおしまいです。
ね、簡単でしょ?
簡単だけれど、機能的にとっても大切なお尻の筋肉なんです。
しっかりと意識して動かしてあげることで、そうだった!!と目覚めてしっかりと働いてくれます。(すっかり働くのをやめてしまったお尻の筋肉をお持ちの方は多いです)
たまにはお尻を感じてみてくださいね!!
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