最後の抗がん剤から1年経過
2020年6月に卵巣がん・ステージⅢの手術をして、7月から10月まで全6クールの抗がん剤治療。夏本番前にはウィッグを外すことも出来て、今のところ再発なく元気に過ごしています。あれから丁度1年経ったので、色々と気をつけたいことをまとめます。少しでも、現在婦人科系がんと戦っている方、再発に気をつけている方の助けになりましたら幸いです。
体重減少していたら要注意
今思い返すと、ダイエットもしていないのに3ヶ月でマイナス3.5kgくらい体重が減っていました。がんはタンパク質や脂質を奪い取りながら増殖していきます。だから、がん患者さんの多くが痩せていってしまいます。体重の5%減したら要注意だそうです。
標準治療は行うべき
婦人科系がんは、女性にとって本当にツライものです。乳がんでおっぱいを切除しなければならない、卵巣や子宮切除で子供が産めなくなってしまう・・何歳になっても子供を持っていたとしても、出来れば避けたいですよね。
私も卵巣がんが発覚した際に、大きな傷跡が残る手術をしたくない、抗がん剤をどうしても受けたくない・・と、民間療法を検討した時期がありました。婦人科系の抗がん剤は、ほぼ100%髪の毛が抜けてしまうからです。女性にとって脱毛は最も苦しい副作用だと思います。
私は全幅の信頼を置いている主治医から「卵巣がんは抗がん剤がとても効くがん。だからオプティマル手術と抗がん剤は絶対にやるべきです」と言われ、標準治療を受ける決意をしました。
もしもあの時手術を受けなかったら、抗がん剤を拒否していたら現在どうなっていたのかはわかりません。
ストレスは一番の大敵
「がんは自分がつくる」と言われていますが、その原因となる一番は「ストレス」だと思います。私もがんが発覚する2~3年は本当に苦しく、ストレスが多い時期でした。がん細胞は健康な人でも一日に5,000個もできると言われてます。それを免疫細胞(リンパ球)がその都度退治してくれるのですが、免疫が下がったりして退治できずに残ったがん細胞が塊になってがんになるのです。一度塊になったがん細胞は、自己免疫では退治することが出来ず、どんどん増殖してしまうんですね。
食事、運動、睡眠、どれも大事ではあるのですが、何よりもストレスを感じないようにして自己免疫力を高めることが、一番の再発予防になるのではないでしょうか。(かくいう自分はここの所ストレス過多になっていて、この記事を書きながら反省中です)
次回は、がんに効く最強ツールを共有したいと思います。