キュートな子犬を抱っこする鬼瓦
ゼーハーゼーハー。
最近すぐ怒ってしまう。
夏休みストレス?
なんだろね。
少し前までは、こんなんじゃなかったのになぁ(たぶん)。
ほんっとに、一瞬で怒りメーター振り切れちゃう。自分にストっプが全くかからない。
気がついたら、かけてた掃除機を床に投げ付け、寝室に逃げこんでいた。
ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく。
あーーーーーーーー
ムカつく。
イライラがおさまらない。
深呼吸ムカつく深呼吸ムカつく深呼吸ムカつく。
必死に深呼吸をして怒りをおさめようとしているのに、部屋に入ってくんのよ。
律儀にノック3回して。
『今、私、取り込み中なんで、1人にさせてもらえます?』
ってオーラ出しても、全然伝わらない。
なかなか切り替えられない負の感情ドロドロの母
と、
とっとと切り替えて母のところに来るスッキリ息子。
さっき気がついたことだけど、切り替えが苦手な繊細息子も、私とのバトルにおいては、割と切り替えが早い。
いつまでたってもイライラしてんのは、私の方だ。
そんな負の感情ドロドロの私に、「さっきはごめんね」って、子犬のような可愛い瞳で謝ってくる。
まだまだ鬼瓦状態の私は、その言葉も素直に受け止められず、めっちゃ低いボイスで、
了解です。
ってこたえるのがやっと。
そんなボイスが低めの鬼瓦お母に、キュートな子犬は
「仲直りの抱っこして」
とか、言ってくる。
容赦ない。
キュートな子犬を、片手で抱き上げる鬼瓦お母。
両手でぎゅっとするのは気持ちが無理。
だから、片手。
24キロを、片手。
今朝、息子が楽しみにしていたシュノーケリングセットが届いた。
週末海水浴に行くので、新しく購入したのだ。
息子はテンションぶち上がり状態。
早速、プールで練習する!とやる気満々。
私は、聞く。
「プールもいいけど、」
「お風呂でもいいよ?」
「プールするには、太陽がそこまで出てなさそうよ?」
「だから、お風呂にする?」
全力でお風呂推し。
幾度とプールやるやる詐欺(記事はこちら)にあってるもんでね、噂のお風呂プールを全力で推してみた。
息子は承諾してくれたが、
「本当にお風呂でやるよね?」
今度はお風呂やるやる詐欺にあうんじゃなかろかと、何度も確認した。
お風呂で練習を始めるが、なかなかシュノーケルのコツがつかめない息子はイライラして「もうやめる」と、あっという間に出てきた。
並々ぬるま湯溜めたのYO!
もっと練習してくれYO!
水道代がかかるのYO!
下手なラップ歌うぞ。
秒でお風呂から出た息子はタブレットでゲームをやり始めた。
イラ。
そして、そのあと、1階のリビングにあるクッションやら椅子やらなんやらかんやらと、トミカやらぬいぐるみやらなんやらかんやらを2階の寝室に大量に運び出し、お昼ごはんそっちのけで弟と遊び出した。
(あー、後片付けめんどくせぇやつ。)
イライラ。
交互に2階から叫んでくる喧嘩報告。
イライライラ。
私はドタドタ階段を上り、「オムライスーー!!!」と、叫びながら寝室の扉を開けると、
目の前に広がるは、ぐっちゃぐちゃのミラクルワールド。
・・・・・・
「オムライス食べぇ!!!!」
2人は逃げるように、1階に降りオムライスを食べ始めた。
(あー、イライラすんなぁ)
そして、お昼ご飯を終え、息子が言った。
「ほんとはプールがよかった。プールやりたい」
はい?
いやいやいやいや、またまたぁお客さん、ご冗談を。
私は、軽くスルーして掃除機をかけ始めた。
息子のゴネゴネスイッチがONになり、スプーンをテーブルに投げつけた。
ぶちっ
私は、持っていた掃除機を床に投げつけ、寝室に逃げ込んだ。
と、いうわけ。
いや、ほんっとに、一瞬で怒りメーター振り切れてしまう。
掃除機床に投げつけるとか、あかんやつね、これ。
わかっちゃいるが無理だった・・・ガクッ。
自分でもビックリマンボーである。
はぁ、怒りって疲れるなぁ。
それで、疲れきった鬼瓦お母は、noteにログインして綴り出す。
綴りながら思う。
なんで、あんなにブチ切れたんだろ、私。
そんな怒ることだったんだろうか。
ハテ?
少しでも練習したんだから、オッケー!
楽しく弟と遊んだんだから、オッケー!
なんだかんだオムライス食べたんだから、オッケー!
明日は、プールで練習しようね!
綴っているうちに、鬼瓦がだんだん剥がれてきて、私は、元のお母さんに戻っていった。
息子が、「お風呂でもう一回練習する」と言ってきた。
私は、「さっきは、ごめんね」と謝り、息子の頭を撫でた。
息子は、小さく頷いた。
それから、息子たちは再びお風呂プールでシュノーケルを練習し始めた。
そして、只今の時刻、17時半。
呼んでも、呼んでも、
出てこねぇ。
もう、このまま、お風呂にしちゃおう。
うん。
そうしよう。