あなたたちはどんな人生を歩むのだろう
ハロウィンが近い。
こちら、100均に売っているかぼちゃ。
このかぼちゃのオレンジ色が2つありまして。その子達が、夫と長男の手にかかると・・・
こうなる。
夫作。
長男作。
石粉粘土とアクリル絵の具とレジンを駆使して一生懸命作っていた2人。
長男は、夫によく似ている。
特に後頭部の形、大きな耳、ハの字の眉毛、キツネ目は、
大勢の中から夫の息子はどーれだっ!ってクイズを出したら全員がきっと正解するくらいそっくりだ。
見た目もそうだけど、趣味嗜好も本当に夫譲り。
車にかなり詳しい夫。
長男が確か・・・1歳過ぎた頃だったか、車好きにしたいね、ってことでウィングトラックのトミカをプレゼントした。これが息子のファーストトミカ。トミカデビュー。
そこから無類の車好きになった。何なら8歳になった今もトミカと一緒にお風呂に入っている。
ついでに、私も結構詳しくなった。
「ほら!GTRだよ!ほら!フェアレディZだよ!」
とか言っちゃってる。
ランボルギーニが通った日にゃ、めちゃくちゃテンション上げ上げ母さんになってしまう。
休日はよく、横浜の日産グローバル本社ギャラリーに遊びに行く。
まっ先に向かうのは、GTRが展示されているところ。
運転席に座ってテンションぶち上がっている長男の写真が何枚もある。
様々な車が展示されているので、ウハウハの長男は片っ端から車を乗り回す。
ついて回る私は、もれなく車酔いする。動いてないのに。
目を輝かせながら何時間もいられる。
興味あることへの熱量は小さい頃からものっすごい。
夫は絵を描くことが好きだ。
長男も小さい頃からずっと絵を描いている。
夫はものづくりが好きだ。
長男も何かをずっと作り続けている。
長男の絵の描き方、色の塗り方、ものの作り方は夫そのものだ。
夫の影響をかなり受けている。
ちなみに、性格は、、、
思考がすぐネガティブな方にいっちゃう
切り替えが苦手
石橋を叩いて、さらに足でも踏んで、右よし左よし前よし後ろよしって確認しまくって渡る
1のことを10受けとめる
考え過ぎて疲れる
夢中になるとまわりが見えなくなる
て、私やん。
そう、性格は私そのもの。私の鏡。
かたや・・次男。
見た目、夫にも私にも似ていない。
かなりのマイペース。
こだわりゼロ。
日産本社もすぐ飽きちゃう。
お絵描きも工作も、緻密な兄に対して大胆かつはちゃめちゃ系で、そこまでの熱量は感じられない。
兄に誘われて、仕方なくやってる感強め。
ゆるゆる楽ちんおっとりな性格。
趣味嗜好も性格も、夫や私の要素ゼロ。
ここで、考える。
兄弟、同じ環境で同じように育てているつもりだが、こんなにも違うものかと。
長男は明らかに、夫の影響をかなり受けているが、次男は正直、見事に受けていない。
次男も車好きにしたくて、何度か仕掛けたことがあったし、兄もアプローチするんだけど、するぅぅぅ〜って通り過ぎてく。
長男は趣味嗜好が明確だが、次男はまだ見えてこない。
よく、柔道のオリンピック選手とかって、柔道一家だったりする。
音楽一家、とかもよく聞く。医者とか。
環境なんだろうか。
親の思い?
うちの坊やたちを見ていると、生まれ持った気質が大きく関係しているな〜って思う。
その辺の分野は全然詳しくないし、言葉も知らないから、そのくらいでしか表現できないのだけど。
だって、本当に、全然違う。
私だってそうだ。
父親はかなりの多趣味で、体を動かしていないとどうにかなっちゃうような父だった。
私は、そこまでガンガン体を動かしたいタイプでもなかったし、父の影響は全く受けなかった。
母親は英語が好きだった。今もずっと勉強している。私は英語が苦手だった。母は私に英語を教えてくれていたし、好きになってもらいたかったんだと思う。私も好きになりたかった。けどダメだった。性格も私と全然違う。友達だったらおそらく仲良くならないタイプだ。唯一似たところは、料理が苦手なところだけだ。
そんな両親に育てられた私は、タカラジェンヌになることを夢見る少女になった。
何が言いたいかっていうと、
環境とか、気質とか、なんやかんやよくわかんないけど、全然違っておもしろいねってこと。
そして
2人が、どんな人生を選んでいくのか楽しみだってこと。
学校に行かないことを選んだ兄。
こだわりが強く、やりたいことやりたくないことがはっきりしている。
勉強は全くやらないけど、興味があることへの熱量は凄まじい。
どんな環境でもすぐに溶け込んじゃう弟。
こだわりもさほどないし、やりたいことも今の所見えてこないけど、どんなこともすぐに受け入れることができる。
この2人が、どんな出来事や人に出会い、心が動かされていくのか。
親として楽しみだ。
にしても、
長男のかぼちゃがさ・・・
見れば見るほど怖いのよ。
なんか、こう、、メンタルにくるのよ。
こわっ。