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自分でコントロールできること/できないことを切り分けておく
スティーブン・R・コヴィー博士の著書『7つの習慣』には、日々の出来事は
関心の輪:自分ではどうにもできないこと
影響の輪:自分の態度や言動で変えられること
自分でコントロールできることか、コントロールできないことかの2つに分けられると書かれています。
例を挙げると
■関心の輪
上司が横柄だ
電車が遅れて会社に遅刻
大雨でコケてケガ
どれもありがちで、誰もが一度は経験したことがあるであろう出来事です。
■影響の輪
自分の態度や言動
生活習慣
お金の使い方
など、こうやって書き出してみると、影響の輪に入る出来事はイメージしやすいけど、関心の輪に入る出来事については
「確かに意識して考えると、〇〇や〇〇・・自分ではコントロールできないな」
とハッとしますよね、この気づきをうまく活かしていきます。
自分でコントロールできない→自分でコントロールできるに変えてみる
先ほど関心の輪で例に挙げた出来事をもう少し使います。
上司が横柄だ・・・相手を変えることは(ほぼ)不可能
電車が遅れて会社に遅刻・・・遅れた電車を速く走らせることは不可能
大雨でコケてケガ・・・天気を操ることは不可能
と自分でコントロールできないと気づいたら
こんな風に
上司が横柄だから・・・異動願を出してその上司から離れる
電車が遅れたから・・・明日からは1本早い電車に乗る
朝から大雨だから・・・雨の日はコケにくい靴を履く
と自分が変わる、視点を変えてみることで、影響の輪(自分でコントロールできる)に移せるのではと考えてみます。
さらに例を挙げると、三日坊主になる原因あるある
「やりたいことがあるのに時間がない」の場合
■自分でコントロールできない
通勤時間が往復2時間かかる
毎日残業が23時まで
家事・育児に時間を取られる
■自分でコントロールできる
通勤時間が往復2時間かかる:会社の近くに引っ越す、会社にリモートワークを打診する、オーディオブックを活用するなど
毎日残業が23時まで:転職する、昼休憩を活用する、休日に自分の時間を確保するなど
家事・育児に時間を取られる:家族やプロに分担してもらう、完璧主義をやめる、最新家電を買うなど
と、自分でコントロールできる前提で、具体的なやり方をひねり出します。
つまり
自分でなんとかできそうかも! だとすると、それはどうやればいい?
と常に前向きに想像してみるということです。
「それができないから困ってるんでしょ!」と思われたかもしれませんが、そこで思考停止してしまうと、これからも自分を変えることはできないままになります。
妄想レベルに思えるような非現実的なやり方でもいいので「どうすれば自分でコントロールできるだろう」と考えるクセをつけることが、とても大切です!
やっぱり「自分でコントロールできないこと」は多い
そして、いろいろと考えてみた結果、どうやっても自分ではコントロールできないとわかったことについては、サッとあきらめてサクッと手放してしまいましょう!
なぜなら、我々の人生は永遠に続くわけではなく、限られた時間の中で生きているからです。
心理学の三大巨頭のひとり、アルフレッド・アドラーによると人間の悩みは全て対人関係の悩みだそうです。
そう言われてみると、家庭、職場、学校、地域社会など、他人と関わらずに暮らしていくことは不可能なので「いつまでも悩みが尽きないのは当たり前」という気持ちになりますよね。
誰かと自分を比べて落ち込んだり
誰かからの評価を常に気にしたり
誰かに期待しすぎたり
と対人関係の悩みにおいて「自分でコントロールできないこと」ばかりに心と時間を奪われ続けていると、悩みの元の絶対数が多い分、ガンガン自分がすり減る悪循環に陥ります。
そうならないためにも
「自分でコントロールできないこと」はすぐに手放す
を習慣にできるよう、まずは「自分でコントロールできること/できないこと」の仕分けをゲーム感覚でやってみてください。
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