ダイエットの習慣化が難しくて当然な理由
習慣にしたいランキングの上位に必ず入るダイエットは、健康や美の維持には欠かせないものですが、とにかく習慣化の難易度が高いです。
その理由は、実感できる目に見える効果が短期間では全く出ないから。
あとは、心と体、そして脳のそれぞれに対してのアプローチを意識する必要があるからです。
要するに、ダイエットはやることが多すぎるから大変なんです!
ということで、今回はダイエットの習慣化の成功率を上げるためのポイントをお伝えしていきます。
心について
ダイエットに対するモチベーションは、最初は高くても時間が経つにつれて落ちてしまうことが、残念ながら非常に多いです。
最初の数週間は食事に気を使ったり、運動を積極的に行ったりしても、なかなか結果が出ないので「もう無理」となってしまうことがありますね。
人は結果をすぐに求める生き物なので、ダイエットのように時間がかかるものに対して、忍耐強く続けるのは簡単なことでは無いです。
また、ストレスや疲れから「ご褒美」として甘いものを食べたり、気分転換に食事に頼ってしまうことも、ダイエットが続かない一因です。
心に対する効果的な対策は、目標設定の仕方と小さな達成感の積み重ねです。
まず、目標は「1ヶ月で〇キロ減」ではなくて「1週間に1回、外食を避ける」「3日ごとに軽い運動をする」といった具体的で軽めの短期的なものにしましょう。
小さなゴールをコツコツとクリアすることで得られる達成感が、モチベーションの維持につながります。
さらに、心の安定をキープするために、日記やメモを活用するのも効果的です。
自分の気持ちや食べたい衝動を文字にすることで、衝動に流されず冷静に対処することができるようになります。
体について
他の習慣化とは違って、ダイエットを続けると体が「危険信号」を出すことがあります。
特に急激な食事制限をすると、体は飢餓状態にあると判断して代謝を下げてエネルギーを保存しようとするんです。
その結果、食事量を減らしても体重が減らない、いわゆる「停滞期」になります。
また、ホルモンバランスの乱れもダイエットを難しくする要因のひとつ。
体へのアプローチとしては、適度な食事と定期的な運動が鍵になりますので、無理な食事制限は避けて、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
あと、定期的な運動の際には、体に「しっかりと動いているよ」というメッセージを送るのも、代謝を維持するために重要です。
自分の体のリズムに合わせて無理のない計画を立てることで、心身ともに負担の少ないダイエットを続けることができるようになります。
脳について
脳は、変化が嫌いで慣れた行動を繰り返そうとするので、これまでの生活スタイルや食生活を変えることは、脳にとってはストレスとなります。
また、ダイエットを成功させるには、強い意志力が必要だと思われがちですが、それには限度があります。
特に仕事や家庭などでのストレスが増えると、意思力はすぐに消耗してしまい、食べたいという誘惑に負けやすくなります。
そこで、対策としては、同じく脳のクセを利用して、自分で意識的にダイエットを 楽しむ・楽しがる・楽しいと信じ込むという方法がおすすめです!
その行動を楽しいと認識することで、脳からは「セロトニン」「ドーパミン」などの脳内物質が出るため、前向きにダイエットに取り組めるようになります。
例えば
ダイエットに関連する言動は全て笑顔で行う
自分の考えや気持ちは無視して「楽しい!」を連呼する
〇〇をやったら全力で自分を褒めちぎる
と脳が楽しいと思ってくれる、脳を勘違いさせるように振る舞うことを意識します。
そうやって、脳を騙しながら新しい行動を繰り返し行うことで、脳はその行動を「習慣」として認識し、無意識にできるようになります。
まとめ
ダイエットを習慣化するのが難しい理由は、心、体、脳のそれぞれに異なる課題があって、やることが多いからです。
でも、そんなもんだと受け入れて、適切なアプローチを取れれば、ダイエットは無理なく続けられるものに変わるはずです。
ダイエットはその他の習慣化とは全くの別物
これが、この記事でお伝えしたことでした!
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