年末年始にやるべきたったひとつの習慣化
習慣化の専門家として「長期連休中に習慣化に向けたスタートを切るのはおすすめしません」と言い続けていて、プラスして「新年の抱負」との向き合い方についてもお伝えしてきたのですが
とはいえ、本当に何をするのに向かないのかなと考え直してみると、ひとつだけおすすめしたいことがありました!
それは、自分のために「無になる時間」「ボーッとする時間」を持つことです。
ボーッとすることのススメ的記事は、以前こちらの記事で書いたので、ぜひ、読んでいただけばと思います。
って、これだと過去記事を貼っただけになってしまうので、年末年始の長期連休だからこその「自分の時間を作ること」をおすすめしたい理由とその方法についてお伝えしていきます。
年末年始と他の連休との違い
これには大きな違いがあって、一般的な傾向として、例えば、ゴールデンウィークが遊び・旅行が中心なのに対して、年末年始は自宅で家族とゆっくり・帰省が中心になると思います。
この行動が「外向き」か「内向き」かによって、自分の時間を作れるかどうかを分けるポイントなんです。
ちょっとイメージしていただきたいのですが、ハワイにいて昼間に海を満喫した夜に、ボーッとできる時間ができても頭に浮かぶのは、楽しかった何時間か前の思い出。
次の日の朝起きたらすぐに自分の時間を持とうとしても、その日一日のワクワクが頭を駆け巡って、それどころではなくなるのは当然です。
一方、年末年始は、家族や大切な人と過ごす時間が圧倒的に増えるし、帰省すれば、それに加えて親・親戚や地元の友人との時間が生まれます。
このような穏やかに流れる時間が、自分の時間を作りやすい環境となるわけです。
自分の時間を持てたら
実際に自分の時間を持てたら、つい「何かしなくては」と焦りがちですが、まずは何もしない時間を意識的に作ることからスタートです。
お気に入りの音楽を流しながらぼんやりしたり、温かい飲み物をただただ味わったり。
そんな時間を持つことが大切です!
そういう風に、ボーッとできる、無になれる時間を持てたら、次はできる範囲で一歩前に進んで、自己理解や内省を深めるための時間に充ててみてください。
それには、例えば、こんな方法があります。
■感情の棚卸しをする
この一年間を振り返って「楽しかったこと」「嬉しかったこと」「つらかったこと」「反省したいこと」などを紙に書き出してみます。
書き出すことで感情が整理されて、自己理解が進みますし「どんなことが自分にとって大切だったのか」など、改めて気づくチャンスにもなります。
但し、反省や後悔をし過ぎず、バランスよく振り返ることが重要です。
■自然の中でリフレッシュする
お住まいの環境にもよりますが、外の空気を吸いながらゆっくり散歩するのもおすすめです。
可能であれば、公園などのしっかりと自然が感じられる場所で、ただ自分の心にわき上がる思いに耳を傾けてみます。
何かを「考える」よりも、浮かんでくる感情やイメージをそのまま受け取る、そしてそれを受け流す感じです。
■セルフインタビューをする
自分に質問を投げかけて答えてみる方法も効果的です。
例えば、自分が
「大切に思うことは何だろう?」
「本当に挑戦したいことは?」
「どんな人間でありたい?」
などを声に出すか、ノートに書き留めることで思考がクリアになります。
最後に
年末年始は、インドア・内向きな生活パターンになりやすいため、自分と対話する「心のメンテナンス期間」にもってこいです。
1日3分でもいいので、焦らず、無理なく、自分のペースで向き合ってみてください。
きっと、新しい年に向けての気づきがあるはずですから!
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