習慣化できない本質的な理由
いい習慣を増やすのは重要だと誰もがわかっているのに習慣化に苦労するのは、実は自分の中で本気で「習慣化したい!」と思っていないからです。
「いやいや、そんなことないし」と思われた方に質問です。
習慣化したい行動は、下記の4つの領域のうちのどこに当てはまりますか?
これは、スティーブン・R・コヴィー博士の著書「7つの習慣」の中に書かれている時間管理の考え方で、ポイントは【緊急度】ではなく【重要度】を優先するべきという点です。
どうでしょうか??
【第Ⅰ領域】緊急かつ重要なこと・・・ではない?
【第Ⅱ領域】緊急ではないが重要なこと・・・でもない?
【第Ⅲ領域】緊急だが重要ではない・・・気がする?
【第Ⅳ領域】緊急でも重要でもない・・・これかも?
実は、習慣化が思うように進まないのは、ご自身の中での位置付けが【緊急でも重要でもない】これが大きな原因の可能性が高いです。
それなら「自分の中での重要度をどうやって上げようか?」と工夫をしたくなるところですが、これがそう簡単にはいかないんですよね。
なぜなら、習慣化したい行動を含めて、それぞれの行動には先に緊急度・重要度が決まっている(決められている)からです。
ちょっと思い出していただくと、職場や家庭、学校で途切れることなく日々発生する行動の緊急度・重要度は、自分でコントロールできない場合が多くないですか?
自分で重要度が上げにくいなら、どうすれば習慣化できるのかというと、自分との約束を死守すると覚悟を決めることです。
自分との約束を死守する
例えば「読書の習慣化」を目指す場合
死守と言っても、上司からの指示や家事・育児よりも、「毎日の読書」の重要度を上げて、必死で読書してくださいなんてことではないです。
死守するのは、ご自身の決めたことをやる!という約束です。
大人のプライドは捨てて、大人な言い訳はやめて、自分以外の全ての人がそんなのクリアにならないと言うような小さな行動
本を触っただけとか、目次を読んだだけとか、オーディオブックを聴いただけでも全然OKです。
「毎日の読書」という行動の存在を忘れずに足跡さえ残せれば、自信を持って自分との約束を守った実績としてカウントしてください。
そうやって、コツコツと積み上げていけば、どこかのタイミングで読書量は自然と増えてきますので。
まとめ
習慣化したい行動の重要度を、自分でサクッと上げられればいいのですが、そこにこだわっていても一歩は踏み出せないので、まずは自分との約束を死守することから始めてみてください。
習慣化への道のりでは、最初の山が最大の山なので、時間はかかっても確実に前に進んで、最初の山さえ越えられれば、後はどんどん山が小さくなってきますよ!
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