習慣化に「守破離」を取り入れるなら
「守・破・離」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
これは、何かを学ぶときのステップを指した言葉で、もともと武道や茶道などの修行で使われてきた考え方です。
まずは師匠やコーチの教えをそのまま「守る」
次にその型をしっかり身につけたら「破る」
そして最終的に自分なりのやり方で「離れる」
これが「守・破・離」の3ステップです。
先日、こんなつぶやきを投稿してみたのですが
このように基本的な型を覚えて→完全に身につけて→自分のスタイルを確立していくのは重要ですが、習慣化においては少しポイントを変えた「守・破・離」を取り入れるのがおすすめです。
習慣化には「守・破・離」よりも「守・離・離」
正直に言うと、習慣化においては「守・破・離」の3段階をキッチリと意識する必要はないと思います。
なぜなら、習慣化のノウハウ・コツを完璧に守ることに囚われてしまうと、かえって窮屈で続かなくなることが多いからです。
むしろ、大事なのは「自分が無理なく続けられるかどうか」という視点です。
そこでおすすめしたいのが、従来の「守・破・離」から「守・離・離」というステップです。
最初だけ少し習慣化の基本・法則などを学んで、それを参考に行動、その後はどんどん自由で自分らしいやり方を見つけていきます。
ほんの少しだけ「守」があれば、後は自分なりにアレンジしていく方が、日々の生活に無理なく溶け込んでいくことができるはずです。
「守・離・離」で自分らしく習慣を作る
では、この「守・離・離」で習慣を作るとはどういうことなのか?
ポイントは、「やらなければならない」という意識を手放して「やりたい」という気持ちで続けることにあります。
例えば、ウォーキングの習慣化で、最初は「毎日1分のウォーキング」を目標にした場合
まずは「毎日1分のランニング」という型を守る。
それが実践できれば、2分→3分・・と時間を増やしていくだけでOKです。
でも、失敗したり、どうもしっくりとこない場合には、すぐに「離」に移行してみます。
ウォーキングではなくて通勤時にしっかりと意識して1分間歩くとか、YouTubeのストレッチ動画を活用するなど、同じ「体を動かす」というテーマの中で自由にやり方を変えていく、そんなイメージです。
目標にしばられすぎない
新しいことを始めるとき、最初のうちは目標を達成するための行動計画やチェックリストを作成するのは悪くありません。
ただ、これにしばられすぎると、途中で失敗したときに再始動する際の足かせになるかもしれません。
そこで、「守」と同じくらい「ゆるく続ける」ことも重要です。
なぜなら、ゆるい習慣づくりの中では失敗が一時的なものであって「次、次、次・・」と思えるようになるからです。
習慣化のゴールは、その行動が生活の一部として自然に続けられるようになることなので、小さな失敗も含めて長く続けることが、結果的に自分のスタイルを見つける一歩につながるわけです。
自分だけの「型づくり」を楽しむ
守・破・離の「離」は、最終的に自分のスタイルを確立することを意味します。
習慣化も同じで、続けていくうちに自分に合ったやり方が少しずつ見えてくるはずです。
例えば、健康のための運動習慣が自然と朝の散歩に変わっていくとか、読書の習慣がオーディオブックに変わっていくなど。
そんな風に、自分だけの「型」を作り上げる楽しさを味わうような気持ちで習慣化に取り組めると最高です!
この「型づくり」ですが、初めのうちは、真似できる「型」があればそれをどんどん実践してみます。
でも、それはあくまで仮のものです。
行動していく中で少しずつアレンジして、自分らしさを織り交ぜていくことで、「続けられる習慣」に育っていきます。
まとめ
習慣化における「守・破・離」改め「「守・離・離」」とは
始める時は「守」を少し取り入れて、少しでもコツがつかめたら「離」で自分なりのスタイルに変えていく。
そして、「型を破っていくこと」を恐れずに「型を自分に合わせて破っていく」のが、理想的なステップです。
守・破・離にしばられず「守・離・離」で自分だけのスタイル、自分らしい習慣化を目指してみてください。
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