「好きなこと」より「嫌いじゃないこと」を選んでみる
よく耳にするのが「好きなことをする!」という言葉。
好きなことを仕事にとか、夢中になれることや情熱を注げることを見つけて、それに向かって進むべきという考え方ですよね。
でも、それって本当にそうなのかなって思うときがありませんか?
個人的には、「好きなこと」だけではなく「嫌いじゃないこと」も選択肢に入れておくという考え方を大切にしています。
ここでの「嫌いじゃないこと」は、大きな感情・高い熱量がなくても、割と淡々と取り組めること・ものを指します。
「好きなこと」を選ぶということ
「好きなこと」には熱量高く取り組めたり、長期間に渡って打ち込めたりする分、デメリットもあります。
例えば、好きだからこそ、失敗したときのショックが大きかったり、「もっと上手にならなきゃ」「結果を出さなきゃ」というプレッシャーを必要以上に感じたり。
また、人は変化・成長する生き物なので、今好きなことが未来も好きだとは限りません。
「あんなに好きだった・夢中だったのに急に飽きてしまった」という経験は誰でもありますよね。
あと、好きなことを仕事にするには、「好き」と経済的な安定や社会的な評価を天秤にかけざるを得ない場合が多く、それが大きな壁やストレスになるケースも少なくありません。
「嫌いじゃないこと」を選ぶということ
まずは「嫌いじゃないこと」を選ぶ際のメリットについてです。
「好きなこと」を続けるには一定量以上の熱量が常に必要ですが「嫌いじゃないこと」は、あまり無理をせずに続けられるのが魅力です。
淡々と取り組むことで、結果的にスキルが向上しやすくなって、仕事や生活の質が上がることもあります。
そして、熱く取り組む必要がなくて感情の波に左右されないので、特に、日常的にこなす必要があるタスクは「嫌いじゃないこと」との相性が抜群です。
さらに「好きなこと」にこだわると、他の可能性を見落とすリスクがありますが「嫌いじゃないこと」を選ぶと、結果的に新しい興味や好きなことが見つかる場合もあります。
「嫌いじゃないこと」を選ぶデメリット
もちろん、「嫌いじゃないこと」を選ぶ際のデメリットもあります。
淡々と取り組むことは安定感を生む一方で、刺激や感動が薄れることがあって、これが長期的な「退屈感」や「物足りなさ」につながる場合も。
また、「嫌いじゃないこと」にばかり目を向けると、自分が本当に好きなものが何かわからなくなったり、ふと「これで良かったのかな?」と悩むことがあるかもしれません。
結局どっちが正解?
もちろん「好きなこと」と「嫌いじゃないこと」のどちらか一方を選ぶ必要なんてありません。
大切なのはバランスを取ることです。
例えば
日常の大部分を「嫌いじゃないこと」で構成しつつ、週末や余暇に「好きなこと」を楽しむ。
「好きなこと」を目標にしながら、その道のりに「嫌いじゃないこと」を上手に取り入れていく。
など、こんな風に「好きなこと」と「嫌いじゃないこと」を柔軟に掛け合わせる選択が、何事においても無理なく充実感を得るコツと言えます。
まとめ
「好きなこと」も「嫌いじゃないこと」も、選ぶ理由がご自身の中で明確なら、きっとそれがベストな選択になります。
もしも、選択に迷ったら、まずは自分の気持ちに正直になってみましょう。
そして「これが好き!」と心が躍るものが見つからないときは「嫌いじゃない」を基準にしてみると、その先には意外な発見が待っているはずです!
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