「老化」に負けない身体作りの秘訣
こんにちは!理学療法士、みかりんです。
休み明けになると、自分の生活リズムをもとに戻すことが難しい人も多いのではないでしょうか?休みボケになっている人もいるのではないですか?人間は時間の使い方が大きく分けたら2種類あると思います。①ダラダラ派と②キビキビ派!それぞれが時間の感覚が異なり、「老化」のタイプも異なります。
まずは時間の使い方の違いから「老化」についてお伝えします。
あなたの時間の使い方はどのタイプ?
ダラダラ派とは、何をするにも「ただ何となく」時間が過ぎてしまうタイプ。自分で「これがしたいな〜」と思ってはいても、「まあいいか、また明日」と自分の思い付いたことを実現できないタイプ。とにかく、気分の切り替えも行動の切り替えもできないために、ついついダラダラしてしまうタイプです。休みに入ると自分を制限するものがなくなるため、気合いが入らない限り動き出せないし、動き出してもただ何となく時間を過ごしてしまい、気づいたら1日終わってしまうタイプ。イメージしたらわかるようにとても効率が悪いです。例えば寝起き。時間を決めてアラームをかけて起きるけど、ぼーっとして動き出せず、動き出してもなかなか動けないタイプがこのタイプです。
逆にキビキビ派は「これをやる」と決めて動いているタイプ。ある意味、時間に追われてしまいがちで、何をするにも「ぱっぱと切り替えができる人」とも言えます。モードチェンジ、ギアチェンジができるし、時間を有効に使うことができる人とも言えます。休む時は休む。動く時は動く。これがしっかり切り替わることができる人と言えます。寝起きでは、早起きして起きても、すぐにモードを切り替えて動き出せる人。時間のメリハリのある人です。
どちらがいい、悪いという話ではありません。どちらがいいかは、あなたの生き方次第なのです。
生きていくのに、どちらのタイプが理想ですか?
それぞれに人生の「選択」があると思います。
自分の「習慣」を知る
私は予想通りだと思いますが、キビキビ派です。
なぜなら大学病院で働く中で、多くの患者様に教えてもらったことは「時間(命)は有限だ」ということだから。患者様の経験と実感を目の前で体感させられてきて、時間を大切にしたいという思いが強くなりました。
いつまで今のままでいられるのか?
いつまで好きなことができるのか?
いつまで家族と一緒にいられるのか?
全て未知です。普通に生きていると、「時間=命」で、それが有限であることは意識しないと思います。しかし目の前にいた患者様たちは実際に突然人生が変化した方々。それまでの時間の使い方と習慣への後悔を教えられました。
「明日やろうはバカヤロウ」とはよく言ったものです。何事も「また明日から…」ではだらけてしまいます。
ダラダラするのも気持ちがいいかもしれません。それでもそこにメリハリがなければ、何をしても中途半端になってしまうのではないでしょうか?
ここまで読んだあなたはどちらを選択したいですか?
あなたの習慣は「老化」も左右する!
あなたの時間の使い方は、あなたの「習慣」を左右します。たくさんの人の身体を見てきた私がはっきりお伝えできること。それが、
あなたの『時間』と『身体』の使い方が「老化」の程度を決める
ということです。恐ろしくないですか?身体が「老化」することをイメージできますか?
「老化」は身体の様々な問題を引き起こします。病気、怪我、精神状態の不安定、ストレスなど本当に様々です。日頃、身体を気にする習慣のある人は、身体の変化にも気づきやすいのですが、老化していく人ほど、自分の身体の変化に無頓着になります。お気づきだと思いますが、ここに「切り替え」が必要になるのです。
私たちは赤ちゃんとして生まれて、成長して成熟する20歳までに、自分の身体の「ボディイメージ」が完成します。このボディイメージは簡単いうと「考えなくても歩けるし、階段も登れる」というような日常の動作がほぼやろうと思ったときに無意識的にできる状態に動かせるようになっているということです。誰もが、「ここを歩くときにはこのくらい足を前に出して、前を向いて、、、」など、自分で考えて動くということはないですよね?それが「自分の身体を自分の身体」として認識しているということです。
そのボディイメージ。本来は20歳をピークに筋力も能力も下がっていくのですが、頭の中の認識は20代の一番動ける時のイメージのまま、なかなか書き換わらないのです。それは意図的に変わろうとしないと変われないというのが理由です。
具体的な例でいうと、「運動会の親のリレーに「走るのは得意」と張り切って参加したお父さんが、派手に足がもつれて転ぶ」というのがわかりやすいでしょうか?もっと走れるはず、もっと足が前に出るはずだと思っているのに、実際に身体を動かしていくと、自分の頭で思い描いている動きについていけなくなっている証拠です。
人間の骨格自体は変わらないか、徐々に変化していて気づかないということもあります。あなた自身が、毎日暮らす時間の中であなたの身体の変化を作っていくのです。
「身体の老化」とは何?
身体の老化というのは、「ボディイメージ」と「実際の身体」のギャップがある状態、つまり変化に対応できていない状態だと私は定義しています。
ダラダラした生活をしていると、どんなに以前はできたことでも、「頑張りたくない」とか「動きたくない」とか「めんどくさいか」と自分は動けて当たり前だから、「やらなくてもいい」を選んでしまいます。
赤ちゃんからの成長の中では、そんな妥協の中で生きてきたのではなく、必死に生きられる身体を作ってきた過程でできた最高の状態のボディイメージなのです。
人は加齢に伴って筋肉量減少、筋力の低下、能力の低下は起こります。そして運動量も減少します。それが自然なことだからです。もしアンチエイジングをしたいのであれば、「加齢」を感じさせない「動き」ができることが必要です。よく、老化しないように筋トレをする人を見かけますが、動くのに筋肉は必要ですが、筋肉隆々でいる必要は全くないのです。
もし「老化したくない」と思うのであれば、自分のボディイメージを常にアップデートしながら、身体の状態に向き合っていくことが重要だと考えます。そうすると、無理なことはしないし、今の状態に合わせて、自分の身体を必要な分だけ鍛えたり整えたりしていくことが、最大のコンディショニングです。だからこそ、「ボディイメージを更新」していくことが一番重要になります。逆にボディイメージを変えられていないと「老化」が知らないうちに、取り返しがつかないくらいに進みます。
日々に変化している身体。だからこそ、毎日、『時間』と『身体の状態』を意識することが必要です。
老化しない身体作りとは?
これがあなたの身体の使い方を知ることです。つまり、あなたの身体の習慣を知って動くことが必要です。身体の状態つまり身体の癖を知らないと、何をしても成果を出せないことになります。
動くことには実は目に見えて筋肉がモリモリである必要はありません。むしろ、本当に必要な身体の筋肉は省エネに身体のコントロールのできるインナーマッスルです。
インナーマッスルは決してスポーツ選手が鍛えなくてはいけないものではなくて、生きている人がみんな鍛えておくべき、本来はしっかり使っていられるべき筋肉です。そのためにはニュートラルな姿勢を維持できることが必要です。崩れた姿勢でどんなにインナーマッスルを鍛えていても、結局いつも使い続けることができず、表在の筋肉が結局何らかの代償として働くので疲れやすくて、鍛えるのに苦しんでいる人をよく見かけます。そして鍛えてもすぐに衰えます。
時間をかけて運動しても、結局やり続けないと衰えてしまうのであれば、どんなに一生懸命やっても身につかないのと同じだと思いませんか?
人は命のある間、生き続けます。
だからこそ、一生健康でいるとか、ずっと動ける状態でいるためにあなたがすることは普段のあなたの身体の使い方で決まります。癖のある身体でどんな時間の過ごし方をしたのか?それはあなたの身体をどんどん老化させるかどうかを決めます。
だからこそまず、あなたの身体の癖(身体の状態)を知ってください。そして「日常生活の過ごし方」=「時間の使い方」。ご自身の時間の使い方を知ってください。そうして、自分で意識できることからはじめていくことをお勧めします。
身体の癖を知るために、簡単で毎日できるルーティン運動を何か決めることをオススメします。ガッツリ自分と向き合う人は、生活の中に「和式生活」の要素を一つ入れることをオススメします。
また別のnoteで『和式生活のススメ』について書きますね!
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