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フィンランド母子研究留学の軌跡

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#女性研究者

【🇫🇮留学】フィンランド南部の冬を乗り越えた服装について

【🇫🇮留学】フィンランド南部の冬を乗り越えた服装について

今日は寒くて、とうとう冬用のコートを出してしまった。昨年の冬に大活躍したコートだ。

瀬戸内育ちの私は氷点下のフィンランドの冬の服装に見当がつかず、寒さを乗り越えられるが不安だった。

ネットで情報を調べるが、フィンランドでも北部と南部では気候も違うし、旅行と長期滞在でも対応は異なる。

今回は、フィンランド南部の町、トゥルクでの一年目の冬を乗り越えた服装をメモしてみたい。

最高気温が10度、最

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【🇫🇮生活】viili と kermaviili 食べ比べてみた

【🇫🇮生活】viili と kermaviili 食べ比べてみた

フィンランドの乳製品を食べてみたシリーズ。

前回、低脂肪高タンパクの乳製品rahkaを食べてみた。

新しい食材にチャレンジすると世界がぐっと広がったので、続いて気になっていたviiliを食べてみようと思う。

スーパーの棚をよく見ると 「viili」と「kermaviili」の2種類があることに気づいた。

まずはviiliを食べてみる。viiliは牛乳に乳酸菌を加えて作る酸乳製品で、フィンラ

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🇫🇮海外ポスドクの英語勉強法  

🇫🇮海外ポスドクの英語勉強法  

最近、日本の歯科医師の方と学部生の方に海外研究留学の経験をお話しする機会があった。

ありがたいことに質問がたくさん出た。そのなかに、英語をどうやって勉強しましたかという質問があった。

海外大学院進学にはTOEFL等の要件クリアが必須であるが、ポスドクのグラント申請に英語要件はないことが多く、私は腰を据えて英語の勉強ができていない。

英語力が足りてないと常々感じている私は、英語勉強法についてプ

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トゥルク大学とEU共同出資ポスドクプログラムSYS-LIFEと2つの民間財団助成金に採択された

トゥルク大学とEU共同出資ポスドクプログラムSYS-LIFEと2つの民間財団助成金に採択された

私のポスドク期間が3年間延長された話。

私の海外ポスドク生活の扉を開いていただいた上原生命科学財団の奨学金の期間は1年であった。ポスドク生活を続けたければ1年以内に新たな奨学金/ グラントを獲得する必要がある。

フィンランドでも研究者は競争的研究費を獲得する必要があることは日本と変わりなかった。大学が毎月送ってくる助成金情報をにらみながら、助成金申請を続けた。フィンランドが福岡県と同程度の人口

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フィンランド母子研究留学 滞在許可証の取得

フィンランド母子研究留学 滞在許可証の取得

留学が決まった。不安である。単独でも大変そうな留学準備を、仕事をしながら、娘を育てながらできるだろうか。

フィンランド母子留学の準備について、インターネット上に体験談があまりなかったため、ここに記してみたい。

フィンランド滞在許可証 
フィンランドにはマイナンバー制度がある。フィンランドへ3ヶ月以上滞在する場合、滞在許可証を得てそれに付与される個人番号を得る必要があることを知る。この個人番号が

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フィンランド母子研究留学 決意編

フィンランド母子研究留学 決意編

私が留学に漠然としたあこがれを抱いたのはいつからだっただろうか。

私の通った中学には、希望者が夏季休暇中にニュージーランドに短期留学できるというシステムがあった。小心者だった私は、とても希望なんかできなかったが、いいなあという本音が隠れていたと思う。

大学在籍中は、当たり前のように語学留学に行く同級生に刺激されて、ロンドンの語学学校に1ヶ月ほど通った。国際色豊かなクラスで、イタリア、アルゼンチ

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