あなたの「誇り」について考えてみて #3
おはよう。
5月30日、今日のお花は、
「アマリリス」
こちらのお花です。
こうやってみると、ユリ系の形状のお花が好きだなと思う。しかも赤が好き。
アマリリスはヒガンバナ科に属する球根植物で、花径は10~20cmほどあり、横向きに2~4輪の花を咲かせるのが特徴。初夏にユリに似た大輪の花を咲かせるので、これからの季節のお花。
今年はアマリリスを飾りたいと思った。
花言葉と由来
アマリリスの花言葉は、
・おしゃべり
・内気
・輝くばかりの美しさ
・誇り
・虚栄心
・臆病な心
など。
正反対な言葉が並ぶけど、お花の色によって花言葉が変わるからなんだ。
「おしゃべり」の花言葉の由来は、
アマリリスが横向きに咲いて隣の花と話をしているように見えることや、長い茎の先で複数の花が咲いている様子から、まるで花同士がおしゃべりしているように見えること。
確かにね。
「虚栄心」は、紫のアマリリスにつけられていて、横を向いて咲くアマリリスに比べて上向きに咲くアマリリスが威張っているように見えるのが由来らしい。
「誇り」は、アマリリスの名前の由来となっているギリシャ神話にちなんだ花言葉。
ギリシャ神話に出てくる羊飼いの少女、アマリリスの話から由来している。
アマリリスが恋をした少年アルテオは、別の花好きの少女が好きだったので、アルテオに振り向いてほしいアマリリスは神様からもらった矢で自らを傷つけると、地面に流れ落ちた血から花が咲いた。その咲いた花をアルテオにプレゼントして二人は結ばれ、自らの行動で恋を実らせた少女の「誇り」が花言葉の由来となったそうな。
要するに、彼女がいる男性を好きになって、振り向かせるために神様からもらったアドバイスが、自分を傷つけろ、と。それで振り向かせた。う~ん、なんだかなぁと思ったのだが。
この神話に基づいて、英語の花言葉は、
『pride』「誇り」
『splendid beauty』「輝くばかりの美しさ」
らしい。
赤いアマリリスが「輝くばかりの美しさ」というのは納得。
「誇り」について
さて、今日の本題。
「誇り」について。
辞書で調べるとほとんどが、
「誇ること。名誉に感じること。また、その心。」
と書いてある。
「誇る」って何だ?
あなたは「誇り」を持って仕事していますか?
自分自身に問いかけてみると、
やっぱり自分に自信のあることは「誇り」をもってやっている。人には負けてないという自負があるからね。
上の辞書の1番の後半、「・・・その気持ちを言葉や態度で人に示す。自慢する。」という部分は、ちょっと腹に落ちないな。
誇りを持っているからと言って、自慢するわけではない。自信をもって堂々と仕事しているだけ。
私の場合はどうか
私は自分で仕事をしているから、誇りをもって仕事できていないと、お金はもらえないと思ってる。経営者の方は皆そう。
私たちプロなんだから。
お金をもらう以上は、プロなんだから、誇りを持っていなければならない。
サッカーや野球選手などのプロの選手たちを見てるとよくわかるよね。
彼ら、彼女らは、誇りをもってやっている。
私たちも同じなんだよ。
20代の頃に師匠によく言われた。
「プロになれ」と。
仕事がなんたるものかもよくわからない頃、ちょっと人より仕事ができるとチヤホヤされて、もっとやりがいを求めて転職した会社の社長の言葉。
具体的な仕事というより、仕事とは何ぞや、ということを教えてもらった。
「お前は、お金をもらって、仕事が何たるものかを俺から教わっている。だから本当は俺がお前からお金をもらわないといけないんだ」って。
「でも、お前も早くプロになって、稼げるようになれ」と。
あの頃は、いつも崖から突き落とされていたな(本当にじゃないよ)。
でも今は、その言葉はよく理解できる。
雇われている人たちはどう?
誇りをもって仕事をしている?
自分はどうだったんだろう?と考えてみると、
私の師匠の元にいるときは、がむしゃらにやってきた。私の「誇り」なんて、いつもくちゃくちゃにして、ポイっと捨てられていた。
その会社を離れて、法律事務所で働いていた時もがむしゃらだった。でもその頃には、誰も私のことを怒る人はいなかった。だからと言って奢ることはなかった。
最初は、クライアントのお金の管理したりすることから始まったけど、そこは、前の会社での師匠からの教えがたくさん入っていいたから、自分の自信のある部分については、誇りをもってやっていた。
法律業務だと、事業再生という場で、新しい法律ができて、机に法律の本を積み上げて、調べたり、詳しい他の弁護士や裁判所に聞いたりしながら、自分の知識と経験を積み上げていって、徐々に自信をつけていった。その自信はどこからくるかというと、クライアントから感謝されたり、周りの人たちから認められたりしたことからできてきた。誰かの役に立っている、社会に貢献できてる、やりがいがある、という気持ちがあって、そこで「誇り」ができてきたんじゃないかな。
また、ここはあなたたちには負けないよ、というものを持って、「誇り」となっていったと思う。
経営者側から見ると
社員が「誇り」をもって働いているかというのは、会社の生産性に影響する。
各人の仕事に対する誇りなのか、
会社(事業内容、商品、サービス)に対する誇りなのか、
によっても違う。
自分自身の仕事に「誇り」をもって働いている人はある程度いるだろうけど、会社(事業内容、商品、サービス)に誇りをもって働いている人はどれだけいるんだろう?
ちょっと調べてみた。
少し古いけど(2017年)、参考になれば。
あなたは現在のお勤め先に誇りや愛着をもっていますか、という質問に対して、
「そう思う」と答えた人は、47.5%、
「どちらともいえない」が31.3%、
「そう思わない」が19.4%
という結果だった。
あなたの会社はどうだろう?
そして、あなたの場合、どうだろう?
考えてみて。
会社に対する「誇り」が働きがいに繋がっているし、生産性にもつながっている。その反対に、会社に対する「不満」が「誇り」を失わせる原因にもなっている。
だからこそ、経営者や役職者からすると、従業員や部下の「誇り」を失わせないマネジメントをしていかなければならない。
まとめ
誰かの役に立っている、
社会に貢献している、
認められている
というような意識が自信となり、「誇り」を持つことに繋がっている。
逆に、誇りをもって仕事していない人もいる。それは、お金のため生活のためと割り切っていたりしているのだと思う。だからと言って、その人たちが、与えられた仕事をきちんとこなしていないとは思わない。
でも、私は、誰にでもできそうな仕事だからつまらないと思いながら、お金のためだからいいやと働いているよりも、「誇り」を持って働くほうが、働いている会社側も良くなるし、自分自身の日々の生活に満足感が生まれるのは間違いない。
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※誕生花や花言葉には諸説あります。