新井カープのマネジメントが示す希望と課題:9月大失速の理由は? #129
お疲れ様!
先日、毎日楽しみにしていた野球が終わったことについて書いた。
途中まで書いてたら収集つかなくなって、この時は簡単に終えた。
何を書いていたかというと、以下。
今年のカープさん。
新井監督になって2年目。
去年は3位でクライマックスシリーズに出た。
今年は、野球ファンなら皆ご存じのとおり、
9月4日まで首位だったものが、あれよあれよと4位に転落。
9月首位→Bクラスはプロ野球史上初の悪夢 敵地12連敗は66年ぶり
という題目の記事並ぶ。
ファンにとっては悪夢。
メンタルやられまくり。
9月初めは私もショックで数日結果も試合も見るのが億劫になってしまった。
このまま野球嫌いになるんじゃないかと思うくらいね💦
10月2日 神宮球場 対ヤクルト戦
この試合で負けると4位確定。
3位になればまだクライマックスシリーズと言って、日本一を決めるトーナメントに出場できる。
2位と3位が戦って、勝った方が1位と戦う。
そして、最後にセ・リーグのトップとパ・リーグのトップが戦って、日本一を決めるのだ。
先に何勝というのがあるから、1試合で決まるわけではないけどね。
8月の終わりに、シーズンシートを持っているヤクルトファンの友人が、広島は首位だからご褒美に10月2日の試合のチケットをあげる、と送ってくれた。
・・・が、9月の終わりには4位。
その前にはメンタルやられて、今度見に行ける状態なのか?とまでなった。
まぁ、所詮野球だから、そこまで落ち込まなかったけどね。
この日は、ヤクルトのレジェンド青木宣親選手の引退試合。
ヤクルトの選手もヤクルトファンも絶対勝ってやるぞ!という雰囲気。
いや、本気モードいらんよ、てね。
ヤクルトの攻撃、
1回の裏、ヤクルトの攻撃、1番青木宣親。
盛り上がるよね、1番だからいいよ、カープファンも応援して。
全員に配られた大きなユニフォームの形のやつ。
これ、掲げていいよ。
お疲れ様でしたってね。
青木選手、ショートゴロ。
で、1回の裏、ヤクルトのオスナ選手のタイムリーで
0-1
負けてるよ。
2回表、カープの攻撃、3人であっさり終わり。
2回裏、ヤクルトの攻撃
9番ピッチャー高橋奎二(←ともちんの旦那さん)がヒット打つ。
ここでまた青木宣親。
球場は1回目以上に盛り上がるよね。そりゃそうだ。
それを後押ししていたのが、カープファン。
え?????
ちょっと待って!
今、負けてるよね。今日負けたら本当に明日から消化試合だよね。
いや、心の底では、もう無理やん(3位)、って思っているよ。でもまだ順位確定していないから、消化試合ではない。
1回先頭バッターの時は、お疲れ様と思ったけど、真剣勝負なんだから、ファンも真剣勝負しろやっ(# ゚Д゚)
と思ったのは私だけなのか。。。
案の定、青木宣親にも打たれ、ヤクルトの選手もファンもボルテージ上がっちゃって、この回4点。
点差開いていて、もう負けたな、とか、もう勝ったなとか試合が決まっていればいい。消化試合、そんな時であれば、最後の雄姿、ヒット打たせてあげたいと敵ながらも思うことはよくあるよ。
でもなぁ。
勝つわけないわ。
まぁ、人には色んな考え方があるから、押し付けるわけにはならんね。
ふぅ。。。
終戦
↑まで書いて、ここからが長いなぁと思って先日は書くのを止めたのだった。
しかも、愚痴をぶちまけてしまっていて、本当はこれを書きたかったわけではない。
そんなことで、クライマックスにも行けず、9月初めに4位になる確率は1%だったのにもかかわらず、4位で確定。
1%の確率でもなるんだ、絶対はないんだ、と身に染みたよ。
10月5日の最終戦で、カープの今シーズンは終わったのでした。
ところで、カープさん、下馬評はすこぶる悪かった。
そりゃそうだ。
去年の戦力からはダウンしている。
西川龍馬がFAでオリックスに行った。
去年の外国人選手は活躍もせずに退団。
今年獲る外国人選手は未知。
村上や岡本のようなホームランバッターはいない。
去年と同様、カープOB以外は全員Bクラス予想。
シーズンはそれを覆して、Aクラス。混戦ながらも、9月まで、ほとんど1位にいた。
なぜなのか?
新井監督のマネジメント
去年から新井監督のマネジメントについて興味があった。
カープの監督の新井貴浩監督のこと。
彼は2年目の監督で、コーチの経験もなく、2018年に引退して、解説などをしていた。
そして、去年2023年からカープの監督をしている。
その新井監督、選手のことを外には絶対悪く言わない。
試合で負けこんでたり、誰かがミスして負けたりすると、監督は、あいつがどうとかこうとか言いがち。
負けた試合後の監督インタビューでも、選手のことを悪く言ったのをみたことはない。
また、選手がホームランを打ったら、誰よりも力強くこぶしを振り上げる。
サヨナラ勝ちの時は、グラウンドに飛び出して選手の輪に入っていく。
選手に近い監督。
シーズン前の下馬評では、ほとんどの解説者が、広島は最下位か5位。
なぜって、前年から戦力アップしてないから。むしろダウン。
新外国人は取ったものの、どう転ぶかわからない。
前年度もそうだった。
下馬評を覆し、2位になって、ファンは盛り上がった。
そして、今年、シーズンが始まると、一時期最下位になったものの、首位で後半を折り返し、9月入っても1位だった。
今年は絶対に優勝して日本一になるんだ!
という強い気持ちがコーチ、選手にも浸透していた。
が、頼みの新外国人は、野手は皆脱落。
外国人なし、ホームランバッターなし、そんな状況でも、
選手一人一人のやる気をださせ、そのやる気が一つに纏まっていた。
先発投手はクオリティスタートを切る。3点までに抑える。
中継ぎも0点で抑える。抑えも0点で抑える。
僅差のゲームを勝ち取ってきた。
チームの防御率はずっとトップだった。
ホームランバッターがいないから、コツコツ点を重ねていった。
一昨年迄、カープの代名詞のかき回す野球をしていなかったが、去年から盗塁を選手に任せ、盗塁も増えた。失敗してもどんどん盗塁をしていった。
懸念されるのは、ホームランバッターがいないから、やっと1,2点取っても、ホームラン一本で同点、逆転される。
本当に効率が悪い。
4番も今年はほとんど小園が務めた。本来は4番のバッターではない。打順は日替わり。固定ができない。
でも仕方ない。それが今のカープの現状だった。
新井監督は、他のチームと同じことをしていては、カープは勝てない、ので、時には奇策を考えていたらしい。
去年は、9月に入って、けが人が続出したので、その反省から、野手、投手ともに、一人一人の体調を見ながら、時には休ませたりして、満を期して9月を迎えた。
去年の反省をもとに、選手の体調管理してマネジメントしてきた。
ところが、9月に入って一変、連敗が続いた。
9月終わってみれば月間5勝20敗。
ビジターゲームは全敗。
そして首位から4位に転落。
なぜにこんなことに????????
ホームでも勝てない。
これまでよかった中継ぎ、守護神も打ち込まれる。
とても試合を最後まで見ていられない日が続いた。
これまでどんなに負けていても最後まで試合を観ていた私でさえも、最後までみることができない。
これまでとても良かった投手陣が打ち込まれるのを見ていられなかった。
Xでもメンタルをやられたファンが続出。
私もその一人だった。
なんでこんな歴史的失速をしたんだろう?
疑問でしかなかった。
なぜ、歴史的大失速をしたのか?
カープの選手は年間の移動距離がとても長い。
休みの日は移動日に充てられることが多い。
7月のオールスター前から最終戦までおそらく移動もなく広島で一日過ごせた日はほとんどなかっただろうという過密日程。
加えて、9月2週目からデーゲームになった。
選手にとって酷暑の中のデーゲームの疲労度は計り知れない。
ドームとの差は大きい。
東京ドームに夏に観戦に行っても、涼しくて、、、いやむしろ寒いくらいの温度。快適だ。
片や、マツダスタジアム、炎天下でも観戦を経験したことがあるが、動くこともできなくなる。熱中症気味でお腹を壊したこともあった。
巷では選手は熱中症になりながら試合をしていたとも言われている。
ドームでないチームは、カープ、タイガース、ベイスターズ、ヤクルトとあるが、移動距離は圧倒的にカープが多い。
要するに、過密日程、今年の酷暑、9月のデーゲームが原因ではないかとニュースやXで言われてきた。
今年8月に広島に行った際に、タクシーの運転手が怒りながら話していた。
松田オーナーがドームにするのをケチってしなかったせいだ、と。
タクシーに乗るとほとんど松田オーナーの悪口。
これはこれで面白いんだ。
投手陣の失速原因
先日、球団アドバイザーの黒田博樹氏のインタビューが掲載された。
黒田氏によれば、9月、カープの投手陣の失速は、メンタル面で疲弊が募り、エネルギーが切れてしまった、ということだった。
8月末まで、チーム防御率トップだった。
先発投手陣、中継ぎも、抑えも粘った。
点が入らない分、失点を最小限で抑えて、野手が得点したのを守り切る、または得点するのを待つ、という試合が多かった。
春先から先発はトップギアで走った。
それが、夏場を超え、メンタルが切れてしまった、ということだった。
失点は最小限に抑えているのに、勝ち試合にならない、そういうのが続くと疲弊していく。
そりゃそうだよね。
体力も疲労する、メンタルも疲弊する。ダブルできたのが9月だったんだね。
今後の新井監督のマネジメントに期待
じゃあ、野手は?野手も?
そこは、今後の新井監督含めた首脳陣の振り返りを聞きたい。
松田オーナーは、今オフ、長距離砲の獲得に意欲を示しているそうだ。
外国人選手は、やってみなければわからない。吉とでるのか×となるのか。すぐに適応できるかどうかもわからない。
そうなるとFAに参戦するのか?それにしても他球団にはお金で負ける。
秋山選手のように、お金ではなく気持ちで来てくれる選手なんてそうはいない。
今オフに、首脳陣の話も聞きたいし、今年の大失速を踏まえて来期、どのようなマネジメントにしていくのか聞きたい。
新井監督のマネジメントでは、選手の能力を最大限に引き出すことは実践された。
具体的に見ているわけではないが、9月初めまで、戦力的には他チームに劣るのにもかかわらず、首位にいたのだから、それは間違っていないのだろう。
ただ、3月終わりから10月、クライマックスを入れると11月迄、メンタル面を極端に低下させることなく、維持させるためには、どうしていくのか。
野球のマネジメントも経営のマネジメントも同じ。
今年も勉強になった。
優勝していれば、もっと色々なことを聞けただろう今オフ。
でも、最後は失敗(ではないが)になった今年。
失敗があったからこそ、チャンスはここからだろう。
だから、今オフ、そして来年も目が離せない。
そして、来年は胴上げを2回見たいと切に願う🌟
※本記事は個人的な感想なので、批判等は受け付けません
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