生後1ヶ月、号泣する娘と私
出産から1ヶ月が経過し…
娘を無事出産してから1ヶ月が経過した。
出産前から知人からは「最初の1ヶ月は寝不足で大変だよ。記憶ないよ」と散々言われてきたが、確かにあっという間だった。
私の場合は幸い夫が育休中で2人で育児ができており、1ヶ月間は私はほぼ家事は何もせずに夫が買い出しや夕飯、洗濯を全てやってくれていた。
その間私はひたすら娘をあやし、ミルクをあげおむつを替え…の繰り返しだった。
夜中は夫と交代制で23〜3時、3時〜7時、その後も1時間半くらいずつ娘のお世話を行っていた。
そんな感じで、特に他には何もやっていたわけではないのだけど、一日中忙しくて、あっという間に毎日が過ぎていった。
この1ヶ月、何度も思ったのは「夫が育休を取ってくれて本当に良かった」ということ。
元気の証なので良いことなのだけど、娘は抱っこをしていないと大泣きしてしまい、常に抱いていないといけないので、リビングのソファが身動きが取れない。
片手だけ空きスマホをいじったりテレビを見たりする余裕だけある感じ。
そのため、娘を抱っこしている間は家事が全くできないのだ。
この状況は出産育児を経験するまで想像がつかなかったため、「実際ずっと家にいるんだし、育児もミルクやオムツ替えをすれば良いから、料理や洗濯くらいはできるだろう。何であんなにみんな大変そうなんだろう」などと思っていた気もする。
前言撤回する。生後間もない子をあやすのは本当に大変ない仕事である。
1ヶ月経って、抱っこ紐が使えるようになり、使っている間は寝てくれることが多いので、床掃除などはできるようになった。
ただ、料理や包丁や火を使うから不可能である。
そんな中で育休中の夫が掃除・洗濯・買い出し・料理を全てこなしてくれ、本当に助かったし、何よりも「一人じゃない」と思えること、困った時に相談に乗ってくれる、一緒に考えることができるのは心の支えだった。
最初の3週間は昼夜逆転で夜も眠れずに寝不足だったが、日にもよるが最近は23時〜8時くらいまで3時間に1度のみミルクのために起きる→30分〜1時間ほどあやして寝る、というサイクルになったので、寝不足も以前よりは改善されてきた。
よって、大変ながらも育児を夫と一緒に楽しんでいたのだが、きのう、突然私が爆発してしまった。
生後1ヶ月が経ち、出産で中断していたオンラインレッスンを開始したのだが、レッスン中に娘が号泣してしまい、生徒さんに泣き声が聞こえてしまった。
うちは狭い間取りで1LDKのため、寝室とリビングが隣合っている。ノイズキャンセルのヘッドフォンを使っているため音は軽減されているけど、ギャン泣きするとやはり少しは聞こえてしまうよう。
私的には、そこまで迷惑はかかっていないかな?と思っていたが、それ以上にリビングにいた夫を焦らせてしまった。
レッスンが終わりリビングに行くと、テーブルに粉ミルクが少し飛び散っていたり、クーファンの上におしゃぶりが投げ捨てられていたりと、夫がかなり慌てて対応してくれていた形跡があり、ソファで彼はぐったりしていた。
これは私のミスなのだが、レッスン前に予めミルクの用意をするのを忘れていたのだ。
娘はお腹が空いて一度泣き出すと止まらなくなる。
なので、娘を一度クーフォンに置いてミルクを作る間の時間、夫は生徒さんにギャン泣きが聞こえないか、本当に焦ったと思う。
もちろん生徒さんに対して申し訳ないという気持ちもあるが、「声は聞こえるけど先生の声は問題なく聞こえますよ。元気なのは良いことですね」と言ってくれたため、どちらかというと夫に対して、精神的に負担をかけてしまった、という罪悪感と、1ヶ月でレッスンを始めた&ミルクを予め用意しておかなかった自分に対して自己嫌悪を感じた。
夫は放心状態で防音について調べてくれている間、私が彼にに代わり娘をあやしていたのだが、その間娘はギャン泣きし、一向に泣き止まなかった。
いつもだったら夫はその状況を心配してヘルプしに来てくれるのだが、放心状態&真剣に防音について調べてくれていたため、来なかった。
その時に私は孤独感と、娘を泣き止まずことができない劣等感を感じた。
少し経った後、夫が来てくれてパスすると、割りとすぐに泣き止んだ。
正直落ち込みながらも、抱っこ紐を使ったら私が抱っこをしても寝てくれるかなと思い、抱っこ紐に娘を入れようとしたら、これまた嫌がってギャン泣きしてなかなか入ってくれない。
無理やり入れようとしたら娘の首が後ろにガクンとなった。
「ごめんね」と反省しながら、ようやく入れられた、と思ったらさらにすごい勢いで泣いている。
おかしいなと思い下を見ると…
なんと抱っこ紐の穴から出ているべき足が、曲げた状態で出ていなかった。
娘の体重で足が圧迫された状態になっていた。
私はパニックになり慌てて娘を抱っこ紐から出したが、娘はこの世の終わりのような泣き方をしている。
私が無理やり抱っこ紐に入れたことで、娘に痛い思いをさせてしまった。
しかもその後、娘は私をかなり恐れているような顔で見てギャン泣きをやめない。
怖がられてしまった。
落ち着かせるためにミルクを作ってもらい、飲ませた。
飲んでいる最中は大人しかったが、飲み終わるとすぐにまた私を怯えた顔で見て大泣きを始めた。
普段、ミルクを飲んだ後は落ち着くので、異常事態である。
もう私には何もできない。むしろ私が娘をあやすと、逆効果で余計泣かせてしまう。私のことは怖がってしまった。
そう思って旦那に娘を再度パスした。
その時点私は、1番安心されるはずの母親である私の役目がなくなり、娘のために何も出来なくなってしまったと思い、自信を喪失した。
娘をあやすのが怖くなり、そんな自分にも罪悪感を感じた。
もう全てを投げ出したくなり、涙が止まらなくなった。
ギャン泣きしている娘と私に挟まれて、夫は相当困ったと思う。
夫に抱っこされた娘はしばらくするとまた落ち着いた。
それがさらに私に追い討ちをかけ、もうその場にいたくなくなった。
私が娘の視覚に入ると怖がらせてしまいまた泣き出してしまうかもしれない。
そして今後もレッスンの予定があるから、その度に夫に精神的負担をかけ、ストレスのたまった夫の姿をまた見るのかと思うと辛くなる。
もうこの家から逃げ出したい。そんな気持ちになった。
思わず両親に「いろいろ上手くいかず消えたくなった」とLINEしてしまった。すると両親は心配し、実家に泊まりに来るか?と提案をしてくれたり、まだ新米ママだから、上手くいかないのは当たり前と、励ましてくれた。
いつも親身になってくれるあたたかい両親にも感謝。
一方旦那はあまりこの状況を重く受け止めておらず、笑っていた。
客観的には、悩んで辛くて泣いているのに面白がって笑われるなんてひどい!となると思うのだが、冷静に考えると、あまり大したことではないから夫はあまり気にしていないのだろうと思うことができた。
確かに夫まで私と一緒になって落ち込んでしまったら、収拾がつかなくなるから、そのくらいの対応が私にとってはちょうど良いのかもしれない。
そう。はたからしたら大したことないし、きっと将来この文章を読み返したら、あんなこともあったなぁと、笑い事になるのかもしれない。
けど私にとってはもう消えてしまいたくなるような出来事だった。
大好きな彼氏に人格否定されて振られたときのような気分。
大好きな娘に全力拒否されると、本当に傷つくし、何より自分は母親だから、自信を喪失する。
そんな気持ちのまま眠りについた。
娘も泣き疲れたのか、この日は3〜4時間もまとまって寝てくれた。
お陰で私もいつもより睡眠が取れ冷静になれ、また、娘もきのうの出来事を忘れてくれたのか、私のことを怯えた目では見なくなった。
お陰で私の精神は昨日より落ち着いた。
今朝も娘はきのうから引き続き機嫌が悪いが、きのうに比べたら私があやしても娘が落ち着くことも増え、私でも大丈夫なんだ、ととても安心した。
わたしは生後間もなくから、おっぱい問題で悩んでいた。
分泌量も少なく、形の問題なのか娘は生後1週間くらいからおっぱいを全力拒否するようになった。
拒否されると無理やりあげるのも憚られ、ミルクをあげる。するとさらに娘はおっぱいを嫌がる。あげないとさらに分泌量が少なくなる…。
その繰り返しで、私は悩んでいた。
全力拒否されるのは本当に落ち込む。
完全ミルクで良い、と頭では思いながらも、母性本能なのか、おっぱいをあげたいと思う気持ち。
でもそれは私のエゴであり、娘にとってはマイナスなだけなのでは?
そう日々悩みながらも1ヶ月検診でアドバイスをもらい、ようやく授乳を拒否されない回数が増えてきて、私の幸福度も上がってきた矢先の出来事だった。
おそらく今までの睡眠不足と、ずっと家にばかりいてストレスがたまり、また、おっぱい問題で娘から煙たがられる存在になったかなとちょうど思っていた、というのが重なり、今回の出来事で私は爆発してしまったのだろう。
今日は夫が気を遣って、私にカフェにでも行ってリフレッシュしてきな、と言ってくれた。
お陰で私は久々に今近所のカフェにいる。
30分だけいる予定が、このブログが長くなり過ぎてだいぶ時間がたってしまったので、そろそろ買い物をして家に帰ろうと思う。
文字に表したら少しスッキリした気がする。
今後も娘に嫌がられること、怖がられることもあると思うし、今日だってあと数回ギャン泣きされると思う。
それでも客観的に見たら、おかしいことではないし、生後間もない子なんだから、感情のコントロールができないのは仕方ない。
むしろ感情任せではなく理由がなくて泣いているかもしれない。
親が言う通り「愛情を持って育てたら娘ちゃんはそれを絶対感じ取ってくれる」ということを信じて、接していこうと思う。
多分今後も同じように落ち込むこともあると思うが、客観的に自分を見ることができますように。
こうやってリフレッシュの時間をもらえると、落ち着いて考えることができた。
本当にいつも落ち着いている夫には感謝している。
大好きな夫と、可愛くて堪らない娘。
大切な2人といることができて、私は幸せなのだから、強くなろう。
娘ちゃん、泣くのが仕事なのだから、これからもたくさん泣いて良いからね。大好きだよ。
では、帰ります。
長い文章を読んでくれてありがとうございました。