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モサクニン

気づけば人生初のゲスト登壇からもう1ヶ月以上が経つのか。
生きるってほんと、あっという間に時間が過ぎていくんだろうな、とか思うこの頃。
いつか書こう書こう、と思ってて先延ばしにしてきたけど、年度末というちょうどいいタイミング。2018年度版の、自分の「イマココ」までの生き方の振り返りを書き残しておこうと思う。(主に社会人になってからのことね。)

※2/24に開催された「生き方見本市KOBE」の自己紹介プレゼンで話した内容です。

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おそらくモヤモヤの代表のようなポジションとしてゲストに抜擢いただいたこの機会。みやのんと言う人についてこんな形で紹介できればと思います。

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私は今、とある鉄道系の会社の中で、沿線のまちづくりや人のつながり(知縁)づくりに携わっています。いたって「普通」のサラリーマン。
実は、昨年の5月末に転職してきたところで、もうすぐ1年になります。


もともと、大学時代は英語教育について学んでいて、就職活動では教育関係に携わりたいなあと思っていました。教材づくりとか、英会話の先生とか。
そういう教材や言語を一つのツールとして、子どもたちの学びの機会を広げて、見える世界を広げるようなことがしたいと思っていました。


しかし、紆余曲折あり、内定をもらった会社のうち、最終的に選んだ道は、教育系のソフトを作るプログラマでした。


営業をするよりは、自分でイメージしたものを作ることができるようになりたい!という気持ちがあったので、技術職として入社しました。数少ないプログラミング未経験者として、ゼロ(というかむしろマイナス)の状態からスタートしたプログラマ生活。
何事もやってみんとわからん!という勢いで飛び込んだ世界でしたが、1年目の秋頃から、本当に自分はこれをやりたいのか?と違和感を抱くようになりました。


とはいえ、進みたい方向も、歩む道も、もちろんその先に見えるものもわからない。
目の前は濃い霧が立ち込めているような感じでした。


なにか変えないと、このままじゃ自分がダメになってしまう、という危機感があって。とりあえず自分の心にビビッときた方向へ進もうと思い、興味のあるイベントや人に会いに、毎週末、土日に飛び回るようになりました。(主に地図のピンのところとか。)


色々なところに行く中で、参加しているときの楽しいわくわくした気持ちがある一方で、帰り道にはなんだかモヤモヤする。そんな違和感に気づき始めました。ただ参加するだけでは満足できなくて、そのイベントや取り組みの中心にいる「つくり手」がうらやましくて、キラキラして見えて、私もそっち側にいきたい!と思う自分がいることに気づきました。


ようやく、何となく進みたい方向が見えてきて、でもただ、そこに向かうための道は無数にある。本当に歩む道はここであっているんかな?という状態。それでも少し、霧が薄くなって、足元が見えるようになってきました。


不安が残る中でも、心にビビッときた方向に一歩踏み出し続けることができたのは、一冊の本・人との出会いでした。
東京の西国分寺、国分寺でカフェと喫茶店をしている影山さんという方が書いた本。たまたま転職活動をしている時期に見つけたものでした。


読んでみると、私が大切にしたいと思っているようなことが文字にされていて、実際にアクションを起こしておられて、読みながら多分すごくうなづいていたと思う。
今でもよくやったな、と思うのですが、感動した勢いのまま、本を読んで感じたことを手紙に書いて、影山さん宛に送りました。同じ年のクリスマスイブには、お店で少人数のディナー会があるという情報を見つけて、実際に会って話すため、弾丸で東京へ向かっていました。


その時に影山さんから言ってもらった言葉が、結構、自分の気持ちを楽にしてくれて。
「飼い慣らせないモヤモヤは、きっと晴れることはない。けど、それと付き合い続けているうちに、そのモヤモヤ自身が、次への窓を見つけてくれる」


影山さんはじめ、いろんなところに動く中で出会って・話して・発見をすることができた経験から思うのは、「動けば必ず何かがわかる。何かが変わる」ということ。


進みたい方向に向かって歩く道が、こっちで間違っていないんだな、ということを一つひとつ実感できるようになってきたように思います。


そんないま、私が大事にしている行動指針。


迷ったら動いてみる、やってみること。
自分で行って、見て、聞いて、感じること。
モヤモヤを言語化すること。
この自分嫌やなあと思う瞬間を減らすために、自分が心地よい状態であるほうを選択すること。


そうやって、「何者」でも無い、いたってフツウの自分がモヤモヤ模索しながら進んでいる姿を発信するということが、実はとても意味があるのではないかな、と感じています。

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人生で大切にしたいと思う、「人がいきいき生きる」ということ。そのためにはまず自分が「いきいき」して過ごしている状態でありたい。そしてその姿が、どこかの誰かの勇気になったり、きっかけになればいいな。なんて思うのです。

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おまけ

自己紹介のあと、各ゲストでブースに別れて、より具体的にお話をする時間があって。イベントにきてくれた参加者が、自己紹介プレゼンで気になった人のところを選ぶという、なんとも刺激的なもので、話した本人としてはもう、誰かきてくれるかな、どうかな、ってすごく緊張した。
ありがたいことに、8名の方がきてくれて。嬉しくてほっとして、すでに泣きそうやったな。
その40分間では、6つのキーワードをもとにお話をした。準備の段階で、これまで書いてきたブログとかnoteとかに基本、書いてたことやなーと思った。なのでここでは、ペアのくすめんが作ってくれたキーワードボードの内容だけ残しておくことにしようと思う。

「KINAIYO」
迷ったら動いてみる。やってみる。自分で行って、見て、聞いて、感じる。

「note」
自分の感じたことや考えたことを言語化する。

「同じ選択をするなら」
自分の在りたい方向に近いものを選択する。

「凡人」
凡人が挑戦する姿やからこそ意味がある。

「いこるところに人が集まる」
炭火の温もりが伝わっていくように、いきいきも伝播していくと思う。

「#スナックギョウコ」
とにかく第一歩を踏み出してみる。

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明日から新年度。
生き方を振り返ってみたこのイベントをきっかけに、またちょっと、自分の進みたい方向が見えてきた。
それに向かって、動いていきたい。
自分の進む道は自分で選んでいきたい。



2019.3.31


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