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娘のストレスの行き先

この頃、朝の5時に起きてくる。
娘はいつも、父と一緒に寝るのだけど、父が水やりに早く起きるもんだから一緒に目がさめるらしい。

起きた気配を感じ時計を見てもう一度眠りにつく。
二度寝のふわふわした感じから眠りに落ちる瞬間が気持ちいい。

娘がドアを開け、布団をはぐり覗き込む。
その後を猫のちょびが追いかけてきた。

おいでと横を開けると素直に横になる娘に抱きつきもう一度眠りにつく。

私の横で手に持ったビニール袋をもむ音を聞きながら、大きくなった娘と猫と心地の良い時間を過ごせる日曜日の朝に幸せを感じながら、徐々に大きくなるビニール袋の音に今日が平日であると気づきがっかりする。
仕事に行きたくない訳じゃない。もう少しこのままでいたいんだ。

分散登校が始まって、多少不安があるのか、手の指の皮を剥ぐ。
じっとおとなしくしてるなぁと思うと、どこを見ているのかぼーっとしながら手の皮をつついている。
指先は皮が薄くなり、荒れて、少し赤い。
いつも笑っている娘だけど、環境の変化にストレスを感じているんだろう。

指の皮を剥ぐことだったり、まつ毛を抜いたりするのを見る事で初めて気づく。

そんな時は私の所に来る回数が増える。

朝だっていつもなら起きてすぐにさっきまで一緒に寝ていたじぃの所に行くし、おはようと声をかけても猫のちょびを探す事しか頭にない。夕方帰宅した時も、帰ったよー!ねぇただいま!と視界に何度入ろうとお構いなしなので、しつこくただいまと覗き込むと、にやっと笑い逃げて行く事も多いのだけど。

こうやって私の側にやってくる娘に、少しの心配と、可愛いさを感じながら
ただただ一緒に過ごす。

本日は4時起床。
まだ暗いよ。

母が、午前中急に寝始めた娘を見て大丈夫?と心配してるけど、

そりゃ4時に起きたら眠いわ。大丈夫。


いわゆる自傷行動といわれるものに当てはまる行動をとる事は今までも色々あった。
指の皮を剥ぐのが1番多いかな。
これはてんかんの発作が最初のきっかけだった。


説明のしやすさから自傷行動なんて使うけど、
ストレスによるものだったり、反応を見てるだけだったり。たまたまの出来事を面白いと思っただけだったり。

基本的には傷つけようと思ってやっている事なんてない。

前に、頭を壁にゴンゴン打ちつけてた事があったのだけど、これは今はやっていない。

その行為自体をやめさせようと思って過剰に反応してしまうのは、かえって助長してしまうことになりかねないし、
この時のものは、ストレスからではなく、たまたまぶつけた時に音が鳴って、もう一回、もう一回とやってたら
家族がそれに反応してくれた。
面白い。
そんな感じだったので、

その時やった事は
反応しない。
無表情で壁と頭の間に手を入れて音がならないようにする。
頭を打ち付けている時じゃなくて他の時間にしっかり関わる。

しばらくしたらいつの間にかやめていた。

また何かのきっかけでやり始めることはあるかもしれないけど。


なんでも面白い事にするのが得意な分、危ない事でも面白いことになってしまうとなかなか大変なのです。

分散登校が終わり、明日から通常通りに学校が始まる。

平日休みに娘がいないのが寂しい気もするけど、お互いすぐ慣れることでしょう。

私の事はお構いなしで、少し寂しいくらいがちょうどいいのかもね。


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