映画『マダム・ウェブ』
SONY のスパイダーマンシリーズの映画『マダム・ウェブ』(Madame Web) を鑑賞してみた。
なぜかこの映画、あんまり評判が良くなかったように記憶しているんだけど、私的には特につまらないってこともなく面白く観ることができた。
起承転結もあるし、映像もMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と違って雰囲気が変わり良く、アクションの撮り方も嫌いじゃなかった。
別に、そこまで批判するものでもないよなぁと……。もしかしたら原作にすごく忠実でないと必ずダメみたいな人には良くないのかもって気もするけど、私はそこまでではないし、満足できる出来だった。
出だしに、アマゾンの奥地を蜘蛛の研究のために妊婦が冒険してるという危険極まりない、“何やってんの…!!”と思ってしまう設定から引き込まれた。そして、その後の展開も、スパイダーマンシリーズの背後にあるメッセージ性を伝える感じが評価できる。
ただ、バリバリに激しいアクションや戦闘を観てドキドキし感じるという要素よりも、むしろドラマ性や蜘蛛の特殊能力の謎に注目した展開だから観て興奮していくというものを期待すると良くない映画になりそうな気がした。
アマゾンからNYに舞台が変化した後も、なかなか良い点がある。まず、庶民の日常感がお飾りなしに映像化されている点が好感が持てる。なので、非現実感があまりないのも良い。
話は変わるけど、主演のダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)、フィフティ・シェイズ(Fifty Shades) シリーズの印象が強い。
知らない人のために説明すると、この映画、SMをなぜかロマッチック恋愛系に昇華させた小説が原作。これ、普段本読まない層にも簡単な文体でベストセラーになったもので、(ある地域では、ハリーポッター越えしていたはず)私が当時住んでたオーストラリアでも英国系からかなり人気だった。格好つけて読んでる人もいたけど、すごく簡単な文体で文学的では全然なかった。それでいて、現実離れしたエロ系だったのだけどね……。ただ書き方の工夫がすごくて、実際に書いた人は能力ある秀才系職人だなと妙に感心した記憶。
なので、映画的に大して内容がないものだった 笑
そんな感じの映画でダコタ・ジョンソンは身体を張ったおかげで話題となった印象が未だ強いはずだ。そんな彼女が濡れ場なしで、ヒーロー者に出て主演となってるので、“頑張れー”と変に応援したい気持ちになってしまった 笑。
ただ、なんちゃってロマンスエロ映画で、もし彼女が演技がめちゃくちゃ下手であれば寒すぎて観ていられない映画だったはず。その点、演技力は悪くない方だと思うから、まあ注目の方だねと。
今回は、評価微妙だったけど、ドラマ性や映像表現、まとめ方からして『マダム・ウェブ』はそんなに悪くない映画と思った。彼女の演技と共に注目できる。
スパイダーマンシリーズでお馴染みのキャラの誕生秘話を描いた映画で、気晴らしに良いと思いました!
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英語について書いている私のnoteですが、観た映画についても、書いてまとめています。
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