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エイリアン:ロムルス

エイリアンシリーズの最新作『エイリアン:ロムルス』(Alien: Romulus)が、Disney+で鑑賞できるようになっていたから新年最初の洋画として観てみた。

前作2作の内容をすっかり忘れても、観れる造りという程度には違った雰囲気を出していて、原点に戻ったパニックホラー風になっていた。

だから、プロメセウス(Prometheus)の雰囲気が好きという人は全く違った作品と思ってちょうど良いくらいかな。

舞台は未来、若者がエイリアンから果たして逃げ切れるのか…

ハラハラドキドキさせる雰囲気は最初の方の作品をなんとなく思い出させる。
どうも1作目に近い設定のようだ。あんまり内容は覚えていないが、雰囲気はそれはそうだなあと、ヌルヌルしたエイリアンの造形を見て思った。

有機物と無機物の境目が曖昧な点。
そして、異質な遺伝子同士も…
ここら辺の不気味さや造形を観る点で優れている。

けど昔の過去作を観ている人は、驚きという点よりは妙に回帰した感じになりそう。どちらかと言うと、ゾッとする系。

ところで、なんで題名がRomulusとつけられているのかは結構意味があると思う。

研究室につけられた名前と割り切るだけじゃなく、ローマの建国神話からとっているのかな?という所に着目するとまた面白くなる。
ロムルス (Romulus) とレムス (Remus)という双子の話だ。名前から分かると思うが、ロムルスはローマを建築したことになっている。

新しい居場所を探した異となるものの互いの対立。しかし、同じ場所から来ている兄弟のようなもの。そんな感じなのかな。題名から取ると。

意味深なタイトルで意味深な関係性…

そういう対に注目して観ても面白い映画になるし、そんな感じで観て欲しいのかなと。
製作にリドリー・スコットが参加していて、彼なんかは歴史物や実話ベースの話を作るのなんかも好きだし、なるほどなあと。

まとめると、この新作『エイリアン:ロムルス』(Alien: Romulus)は、原点回帰でエイリアンを登場させたパニックホラーものに戻し、最近の話の要素を少し入れ込んだ感じに仕上げたというのが正しいと思う。

あんまり何にも考えずエイリアンのヌメっとジワっとした怖さを味わうのもありだし、研究室とその周りの関係性とかを観ても良いという感じに振り幅が広い印象を受けた。

新旧のエイリアン両方のファンに観てもらう挑戦の映画って気がした。

これ、Disney+で配信されてるので英語学習中の人も、英語字幕をつけることができるので良いと思う。パニックになったりエイリアンと戦う時はそんなに台詞が多くないので、ある意味字幕慣れしていない人にはたまに休憩できるって点では難易度は高くはない。

エイリアンが苦手じゃなかったら、息抜きにもちょうど良い映画です。

英語関連のことを書いているnote ですが、映画も英語慣れに良いので、観た映画レビューも書いています。

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