映画 『Vivarium』
Vivarium(ビバリウム)っていう映画を観た。ちょっと風変わりな雰囲気がずっと漂ってて面白かった。
分かりやすく言えば、日本だと「世にも奇妙な物語」、外国だと「Black Mirror」みたいな雰囲気。ああいう感じが好きだと、すごい面白く観れると思う。
vivarium は、小動物(爬虫類系が多い)を自然のような状態に似せて飼育したり研究したりする目的で使う容器のこと。
あるカップルが、将来のために夢の住宅地であるはずの“Yonder”の物件をinspection(内覧)する。しかし、不動産屋が突如消えてそこから出られなくなってしまう……
そんな状態が例えるとVivarium みたいってこと。
詳しく書いちゃうと、独特な雰囲気が薄まっちゃうので書くのはやめるけど、これは異常な世界に見えるけどただの現代社会の風刺だなとすぐ分かった。
夢の人生設計とされているものに、いとも簡単に囚われてしまう人々に対する風刺。
不動産屋さんも、このカップルも全く違うように見えて本質的にはある意味似ているのも面白い。
住宅地“Yonder”に同じ家が連続している様子で、奇妙さを作り上げてたとえてる。無機質な雰囲気も薄気味悪いし、色々奇妙なことばかりなのでホラーと思う人もいるだろうが。私的には、皮肉を込めたブラックユーモアかなと思った。
ベルギー・デンマーク・アイルランド合作なので、良くあるようなハリウッド映画とは一味違う。
主演は、デビッド・フィンチャー監督作の「ソーシャル・ネットワーク」でFacebookの創業者マーク・ザッカーバーグを演じた、
Jesse Eisenberg(ジェシー・アイゼンバーグ) とイギリス出身で舞台出身の演技派
Imogen Poots(イモージェン・プーツ)が勤めている。
独特な世界観の奇妙で皮肉が効いた話を、観たい人は面白いと思う。数学ネタも入ってるし、ひょっとしたらSF好きな人にも刺さるかもしれないとも思った 笑
最後にトレーラー貼っときます!映像だと雰囲気が分かりやすい!
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