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映画ゲット・デュークト!

Amazon で見つけたイギリス映画の『Get Duked!』(ゲット・デュークト!)。日本ではそこまで話題にはなっていないはずですが、英国圏では密かに人気がある映画です。

それもそのはず、英国圏ではよく知られている課外活動である The Duke of Edinburgh‘s Award が題材だからです。

イギリスの中では、田舎で自然豊かな土地スコットランドの高地で撮影されているところもポイント。それなので、とても景色が良いです。目の癒しですね。

しかし、登場人物は非行ばかりの問題児達と世間知らずの苦労なしお坊ちゃんで構成された4人組。

彼らにとっては、権威があるエディンバラ公爵が設立したThe Duke of Edinburgh‘s Award などという賞なんか全く興味なし。自然の中でチームワークを駆使し、それを獲得するなんてどうでもいいのです。

(くそーこんやろーだるいなあー)

が、彼らの胸の内でしょう。。。

彼らにとっては、ただの
罰ゲーム”でしかない!

これが、この映画の題名『Get Duked!』で表現されている。

だからどうしょうもない3人の下品で酷い有様が続きます。そんな基盤があるのでまあ荒れるよねって話で。。。それなのに、そこに権威を崇拝しているであろう彼らとは階級も違う異分子が入ってしまうのです!

田舎は、自然も豊富ですがホラーの舞台にも良く選出されます。その理由は、野蛮な人物が野放しにされてしまったりしている過去があるから…。噂や怪談と思っていたら残虐な事件が実際に起こったりしたりするからです。

ある意味、非行少年達の感覚が正しいという滑稽さもあります。

特別に美しい景色と相反する下品さ。そして差別主義や本能丸出しにしがちなど田舎の悪い陰湿っぽい部分を遠慮なく描写。その対照的様子を見せ皮肉を込めたブラックユーモアをしているのが大変イギリス映画らしい。

ひょっとしたら、日本の作品に親しんでいる人は、汚くて不快な表現もあるでしょう。それに、好みもあると思うが、こういう笑いが好きな人が多いということを知る意味でも学びになる作品と思う。

イギリス人は風刺がとても上手く、それは褒めるべき点であり作品でもよくその特徴が見られる。

アマゾン映画としての配給になっているので、英語字幕をつけることが可能なのも良い。

しかし、アクセントや特有の癖が上手く捉えられていず早口になっているところは間違いがかなり目立ったし字幕もついていっていない。

ただ、実際に全員がクイーンズイングリッシュなど喋るわけはないし、庶民の多くはこういう発音の癖も珍しくない。なので、実際に使える英語と考えるとこれくらいの訛りはわけなく聞き取れた方が良い。

実際にイギリス圏で現地の人と生活していると、このような話し方の人はあちらこちらに生活しているので、そういう意味でも聞き取れないと困ったりする事実がある。

イギリス人といっても、みんな同じ教科書のようなお手本発音ではない。しかも俳優は、意外と階級が高くロイヤル系の演劇学校出身者は王室に繋がっているような人も多い。そういう人達はもちろん演技も上手いし配給側もよく宣伝するので、日本でおすすめされがちな傾向にある。

だから、そういう英語のイメージだけで英国圏に行くとあれれ!?と思い何を言ってるか分からず運がついていなきゃ、悪い状況に巻き込まれたりするだろう。

時には、ど田舎の発音や不良少年たちの英語も聞いて慣れた方が良いという現実がある。私は、実体験からもそう考えるので、綺麗な言葉遣いの綺麗な映画だけすすめようとは思っていない。

この、『Get Duked!』は、イギリス風のコメディや雰囲気がとても反映されているし、労働階級がヤンチャに走った際にハマりやすいカルチャーなども客観的に描写されている。

イギリス系の人は、自国文化を非常に遠くから見て冷静に客観視したり自虐する点が優れている。この映画もその部類で評価できる。

英国人には人気の映画だったはずで、英国圏での宣伝は口コミから広がっていました。なので、Amazon が配給したのかもなとも……

監督自体が、Scotland(スコットランド)のEdinburgh(エディンバラ)出身のようなのでいろんな描写が解像度が高くてなるほどと思った。

ちょっと風変わりな映画が観たい人や、英語学習者にもおすすめです!

英語学習している人は、映画に親しみ英語慣れするのもおすすめです!レビューをたまに書いています!


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