映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
有名ゲームを映像化した、映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(Five Nights at Freddy's)を鑑賞した。
ホラー映画を多く世に生み出しているブラムハウスが制作に関わっているので、いちおホラー映画とされている。
けれど、私が全部通して観て思ったのはホラーというより、社会派でファミリードラマ要素が強いなと感じた。
密室で夜間に警備をしていると、動物風の奇妙なロボットが襲ってくる怖いホラーゲームの雰囲気が、社会問題を提起する題材として用いられている。それこそが、この映画の良い部分だと思った。
けれど、その一方で、ホラー要素はあるとはいえ、それが軸ではない感じもした。なので、ホラー感を期待しすぎた人には、あんまり評価されない映画の気がした。
ただ沢山の見どころはあって、私は観ていて飽きなかった。
映像表現は上手だし、動物を模したロボットの奇妙な動きも絶妙で画として飽きない。
実際の顔を隠し、凶悪犯罪を犯す人間は世にいるので、そんな注意喚起にこういう感じの作品が多く生み出されるそんな気がする。
物語の設定は、もう使われていないピザレストラン。そこは、動物風のロボットと親しみながら食事を楽しめる空間だった。ゲーム機なども置いてある。
廃墟になっているので、そのレトロさも良い雰囲気を醸し出している。
ロボットは、めちゃくちゃ古く壊れかけてる感じがなかなか奇妙…
夜中に古い人形がふと目に入ってギョッとしたみたいなお化け屋敷風の怖さはある。目のギョロっと感がなんとも言えないというか……
もしかしたら、ホラーに慣れていない人は怖いかもしれないなとかそんな気はした。
少しもギョッとしない所がないかといえばそんなことはなく、残虐な描写も一部はあるので、ホラー映画にもやっぱり分類はされるかな?
ホラーを見慣れている人には、マイルドな部類。けれど、そうでない人にはヒヤヒヤする作品、そんな感じの類で分類するのがかなり難しい映画が、この『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』かな。
ホラーテイスト風な社会派ファミリードラマ。それでいて、ミステリーやヒューマンドラマ要素がある。そんな風変わりな映画だと思いました。
トレイラーを貼っておきます!
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英語学習中の方は、映画鑑賞も英語慣れに役立ちます。
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